【九州❘吉野ヶ里歴史公園(吉野ヶ里遺跡)】弥生時代を体感~R5駐車場・見どころおすすめ情報・車中泊場所

シニア夫婦吉野ヶ里歴史公園で弥生時代を体感 車中泊旅
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 令和5年12月に九州5泊6日車中泊旅で、吉野ヶ里遺跡に行ってきました。
歴史好きのさっとんが、吉野ヶ里遺跡の見どころをお伝えいたします。

さっとん
さっとん

吉野ヶ里遺跡は弥生時代の集落の遺跡だよ。

 吉野ヶ里歴史公園のテーマは「弥生人の声が聞こえる」
◉弥生時代にすでに成立していた文化や生活を体感できる
(沢山の展示物や復元された集落から)
◉実際に見つかった弥生時代の本物の甕棺(カメで作ったお墓:復元)
 を見れる
◉実際の集落の復元全体を歩くと、規模の大きさにびっくり!!

吉野ヶ里歴史公園の基本情報

吉野ケ里歴史公園の場所と利用情報

吉野ヶ里歴史公園
住 所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手184
電 話:0952-55-9333
定休日:12月31日、
 1月の第3月曜日とその翌日
営業時間:
 4月1日~5月31日/9:00~17:00
6月1日~8月31日/9:00~18:00
9月1日~3月31日/9:00~17:00
入場料:
 中学生以下 無料
 大人(15歳以上)460円
 65歳以上 200円 
駐車場:有料  平面
 大型 1,050円
 普通 310円
 二輪車 100円

吉野ヶ里歴史遺跡公園 HP ☜

吉野ケ里歴史公園の車中泊場所候補

道の駅久留米の全景

道の駅 久留米
住 所:福岡県久留米市善導寺町木塚221-33
電 話:0942-47-4111
休館日:毎月第3水曜日
   (農作物直売館)
営業時間:9:00~18:00
    (農作物直売館)
駐車場:有 平面駐車場

 吉野ケ里歴史公園から車で40分程度の場所の道の駅です。
今回は利用しませんでしたが、以前利用した時には、夜間は数台の車中泊車もあり、比較的落ち着いて車中泊できました。
(下記の鹿児島旅の時に利用しました。)

10日間車中泊旅ってどんな感じ?鹿児島旅行の日程と生活ポイント(買物・お風呂・洗濯)をご紹介 

吉野ヶ里歴史公園のまわり方について

吉野ヶ里歴史公園の駐車場

 吉野ヶ里歴史公園は、とても広く、遺跡の復元場所以外にも、かなり広い公園や広場、野外活動場所などがあります。
 遺跡を見るのであれば、歴史公園センターのある東口の駐車場を利用するといいです。

吉野ヶ里歴史公園の入場券販売機

 入場券は券売機コーナーで購入します。
天の浮橋を渡り、右側「環濠入口」から右「南内郭」方向に進むとメインの見学ルートを進めます。

展示室にある弥生時代の衣服

 吉野ヶ里遺跡の復元(環濠集落ゾーン)の見学については、「南内郭」に行く前に「展示室」を見学するのがおすすめです。
 「展示室」では、吉野ヶ里遺跡の概要がわかりやすく展示・説明されています。

吉野ヶ里歴史公園全体の案内板

 私達は時間をたっぷりとっていたので、「展示室」→「南内郭」→「北内郭」→「近い甕棺墓列」→「北墳丘墓」→「北の甕棺墓列」→「倉と市」→「南のムラ」→「弥生くらし館」 と見学しました。時間は12:30から16:00くらい3時間半くらいかかりました。
 全部徒歩でまわったことも時間がかかった理由です。
 園内には循環バスがまわっているので、それをうまく使うともう少し時間節約できますね。

南内閣の案内板

 時間がなければ「南内郭」「北内郭」「近い甕棺墓列」「北方丘墓」を集中してまわると、だいたい雰囲気がつかめるので、お勧めです。
 また「弥生くらし館」の「勾玉つくり」など体験を入れると、おもしろいと思います。

吉野ヶ里歴史公園(吉野ヶ里遺跡)のおすすめポイント

南内郭 (吉野ヶ里の支配者が住んでいたと考えられるゾーン)

南内閣の全体

 ここは、観光でも一番ポイントになる場所だと思います。環濠、物見やぐら、竪穴式住居など沢山の建物が復元されています。
 また、それぞれの建物の役割や、住んでいる人たちの生活の様子が人形や、ものを作って説明されています。

南内閣の竪穴式住居

 竪穴式住居は実際に中に入ることができます。

 背丈の低い建物ですが、土を深く掘って、床部分が低くなっているので、中で立つこともできます。

南内郭の内部と人形

また、人形を使って、生活の再現がされているのを見ると、弥生時代の人の生活が具体的に伝わってきます。

南内郭にある織物や衣服の展示

 また、生活の中で使っていた道具や、織物なども展示されています。

 

弥生時代の織物機

 織物などは、今の方法と根本的には変わりがなくて、すでに弥生時代から糸をよって、織り、布を作る技術があったことに驚きます。
よく考えれば、教科書の弥生人は服着てました。
縄文時代の人は毛皮着てたような。

南内郭のものみやぐら
南内郭のものみやぐらからの景色

物見やぐらにも実際に登ることができます。
どれくらいの範囲が見渡せるのか、実際に見ることができますよ。

北内郭 (まつりごとに関わる場所・人)

北内郭の祭殿

 こちらは、まつりごとをする場所として巨大な祭殿がありました。
 中に入れて、当時のまつりごとを行っている様子を人形を使って再現されています。

北内郭祭殿の中で会議を再現する人形

 2階では「稲の刈取り時期」について、決める話し合いがされています。

北内郭の3階で神がかりの様子を再現した人形

 3階では、時期を決めるための「最高司祭者の神がかりの様子」が展示されていました。
 なんだか人形があるだけで、全体の雰囲気がよく伝わってきますね。しかも、短編動画でさらに人間が演技で再現、わかりやすく教えてくれます。

 他にも神事に関わる人の住んでいた場所などが復元されていました。

甕棺墓列 (甕棺の埋められていた場所)

甕棺墓列の様子

 実際の甕棺がどのように埋まっていたのか、見られる場所です。
 もっと奥の場所に、たくさんの甕棺が発見された場所がありますが、遠いので、こちらで見学すると楽です。

北墳丘墓の北にある大規模な甕棺墓列

 時間のある方は、北方丘墓のさらに北にある、甕棺墓列(実際に沢山の甕棺が出土した場所)を見学すると、規模の大きさがわかると思います。
 

甕棺墓列の発掘写真

 発掘中の写真もありました。
 ちょっと大変だけど、見学お勧めします。

北墳丘墓 (吉野ヶ里集落の歴代の王のお墓)

北墳丘墓の入口

 こちら北墳丘墓は、吉野ヶ里集落の歴代の王たちのお墓だそうです。
 甕棺が14基みつかっているそうです。

北墳丘墓の発掘された地層と甕棺

 中は、実際の丘墓の発掘場所をそのまま保存。
うわ~弥生時代の土なのかと思うと、不思議な感じです。
 弥生時代の地層って、「意外と地表から近いのね」と感じました。

甕棺を使った埋葬の模型

 甕棺も実際の発掘された甕棺を復元しているそう。「本物の弥生時代の甕棺なのね」と、見ていてワクワクします。
 写真は、甕棺の状況を模型で再現されたものです。

倉と市 (倉庫や市の市楼などが復元)

倉と市の全体像

 こちらには、吉野ヶ里の「クニ」の倉庫群になっています。
 学校の教科書で見た高床式倉庫などが復元されています。

倉と市にある市楼

 市楼です。
この時代はすでに、市が開かれていたそうです。
下の階で市に参加する許可証をもらい、上の階に市の開催を知らせる太鼓があり、兵士が見張っていたそうです。
 

市楼の上階にある太鼓

 市楼に登ると太鼓がありました。
たたくと音が結構響きますね。

倉と市にある高床式倉庫

 高床式倉庫には、「稲穂の倉」「雑穀の倉」「稲籾の倉」などありました。

倉庫内部の展示品
倉庫内部の養蚕の様子

倉庫内には、食料やコメを脱穀したもみ、蚕なども模型で展示されていました。
 

 弥生時代には、コメを脱穀して食べること、養蚕の技術もすでにあったのですね。
ほぼ、現代の生活の原型が見られたので、驚きました。

南のムラ (一般の人が住んでいたとされる場所)

南のムラにある竪穴式住居

 こちらでは、高床建物や竪穴式住居が再現されています。
 住居内はそこそこ広さもあります。

南のムラにある竪穴式住居と畑

 外に畑があり、素朴な雰囲気がありますね。
何人くらいの家族でこちらに住んでいたのでしょうか。

弥生くらし館 (弥生時代の集落や生活を展示、復元作業の場所、体験工房など)

 こちらでは、弥生時代の生活を、展示でわかりやすく説明されています。
 また、体験工房では、「勾玉づくり」などの体験もできます。
 体験の種類によって時間がかかるのと、15:30(閉園1時間30分前)で受付終了のため、時間を見て参加するのがいいと思いました。
 私達はちょうど15時半に辿り着き、受付は終了していました。
 中では、楽しそうに勾玉つくりをされている方の声がしていたので、やってみたかったです。

弥生くらし館 体験プログラム
 ※受付終了:閉園1時間30分前

◉勾玉づくり
所要時間:40分~2時間
参加費:(白・緑)200円/人
    (ピンク・黒モザイク)250円/人
◉火起こし
所要時間:30分
参加費:100円/セット

<土日祝日のみ限定開催>
◉鏡制作
 所要時間:40分から1時間
 参加費:原寸大 2,000円
     ミニチュア700円
◉有柄銅剣制作
 所要時間:30分
 参加費:700円

吉野ヶ里歴史公園を見学した感想

 なんとなく知っていた弥生時代ですが、実際にこちらに伺って、弥生時代にはすでに、「農耕文化」「身分制のある社会」「養蚕・織機を使って布を織る」「食事の保存」などの技術があったことに、驚きました。
 学校で弥生時代をじっくり習っていなかったなあと思いました。
「農耕」により「社会」「身分制度」などが出来てきたことが、分かりました。

「倉と市」の蔵の中にある展示物をよく見ると、当時の弥生の人たちが食べていたものや、作っていたものが感じられました。

 いろいろなアニメでみた、集落や呪術のシーンを思わせる展示物の数々も興味が湧きました。

 「北墳丘墓」では、弥生時代の地層の近さに驚きました。
1700~2300年前がすぐそこにあるのですね。
 歴史の教科書では、かなり最初の方に出てくるので、めちゃくちゃ昔のように思っていました。

 調べてみると、弥生時代は、大陸で戦いが多く、日本に移ってくる大陸の人が多かったそうです。
その中で、これらの「稲作の技術」含め、いろいろな文化が大陸から伝わったことが大きいそうです。
 これだけの生活が作られているのに、なぜか「文字」については、弥生時代にはなかったそうです。
何だか不思議ですね。

車内で夕食を前に疲れている夫さん

 このような熱烈に弥生時代を語る妻に、夫さんはくたびれていました。
 弥生時代を知るために10,000歩近く歩かされた夫さん。
 お疲れ様でした。

夫さん
夫さん

規模の大きさ、公園の広さは圧巻でした。
疲れました。
この弥生時代にすでに社会が形成されていたことに驚きです。

 ということで、まだ知らない弥生時代を体感するには、最高の場所です。
ぜひ、ゆっくり時間をとってまわってみられてはいかがでしょうか。

ではでは、また!

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