令和5年1月に広島を車中泊で観光しました。午前中にたけはらをまわった後には、鞆の浦がお勧めです。
江戸時代の雰囲気をまとった町並みに、ジブリを探してみるのも楽しいですよ。
下記に興味ある方々にお勧め!
江戸時代の雰囲気や町並みが好きな方
港の地理や歴史に興味のある方
幕末や坂本龍馬に興味のある方
ジブリが好きな方
1 潮待ちの港の古い町並みのある風景を散策して楽しむ
2 幕末の歴史探訪 太田家住宅で「七卿落ち」、桝屋清右衛門宅、古民家カフェ・宿「御舟宿いろは」で、坂本龍馬の「いろは丸事件」を探る
3 鞆の浦の町の中でポニョやカオナシを探して探検する
4 常夜燈と雁木の場所でひなたぼっこをしながら、スケッチや俳句を詠んで和む
鞆の浦は潮待ちの港と言われています
鞆の浦に行ってきました。すごく綺麗な町並みでした。古いけど親しみのある建物がある町並み。
鞆の浦は「潮待ちの港」として栄えたそうです。
「潮待ち」というのは、瀬戸内海では、4つの海峡(関門・豊予・紀淡・鳴門)を通って、干潮から満潮まで鞆の浦に向かって潮が流れこんできます。また、満潮から干潮にかけては、鞆の浦から潮が4つの海峡に向けて流れます。そのため、当時の潮流を利用して運航する船は、潮待ちをして、潮流が変わるのを待ったそうです。
地理的な特徴から、栄えた町だったのですね。物の運搬にあたって、当時の海運業はとても重要だったと思います。陸路を行けば、とても時間がかかりますよね。
今回の広島旅行では、わりと、運輸の要を感じさせる場所を観光したように思います。
幕末の「七卿落ち」や「坂本龍馬」に関係した場所もありました
幕末好きの人にとっては、いろいろ関連する場所がありました。
幕末の政変によって都落ちした三条実美ら尊王攘夷派の公卿7人が、鞆の浦に来た際に寄ったのが、太田家住宅(旧保命酒屋)だそう。「鞆七卿落遺跡」とも言うそうです。
開館日が週末のみのため、気を付けて訪れてください。
太田家住宅(鞆七卿落遺跡)
住 所:広島県福山市鞆町鞆842
電 話:084‐982‐3553
開館日:当面土日祝のみ営業
※コロナウイルス拡大の影響のため
開館時間:10時~17時
入館料:大人400円(中学生以上)
小学生200円
駐車場:無(最寄りの有料駐車場を利用しました)
坂本龍馬の隠れ部屋のある、桝屋清右衛門宅があります。
江戸末期に坂本龍馬が「いろは丸」で海運業をしていたのですが、瀬戸内海で紀州藩の「明光丸」に追突されて「いろは丸」は沈没。近くの鞆港で事故処理の話し合いがされたそうです。その後の交渉は長崎でも行われたそうです。
そのいろは丸の事件の際に、こちらの商家に坂本龍馬が数日間、滞在したそうです。
屋根裏の隠し部屋は、和室6畳くらいのお部屋で、部屋の壁とかは当時のままだとか。
坂本龍馬自身が、偽名を使って宿泊していたようです。
桝屋清右衛門宅
住 所:広島県福山市鞆町鞆422
電 話:084-982-3788
営業日:金・土・日・月・祝
営業時間:9時~16時30分
入館料:大人200円
小中高100円
※雑貨店は入場無料
桝屋清右衛門宅HP ☜
こちらも営業日が限定されているので、曜日に注意して訪問予定をたててくださいね。
鞆の浦にはポニョがいた
スタジオジブリの宮崎駿監督が作品構想のために訪れた場所が鞆の浦だそうです。
よく旅の記事でみかける「ポニョ写真」、私も鞆の浦の街の中で見つけました。
赤いポストに赤いポニョ。とてもかわいい風景で、気持ちが和みました。
写真を載せたいところですが、ぜひ行かれた時に探してみてください。
そのお店の窓には、おなじみカオナシがひっそりとたたずみ、木の下にはコダマが沢山いました。
また、宮崎駿監督がデザインした、古民家カフェ・宿「御舟宿いろは」も、あります。
こちらは、江戸時代末期に坂本竜馬が訪れたという歴史的に重要な建物でもあります。
「いろは丸事件」の際に、紀州藩と談判した部屋も再現されています。
建物のあちこちで、宮崎監督が持つ、竜馬のイメージを感じることができる場所ですね。
鞆の浦のシンボル 常夜燈
港にこの常夜燈があるだけで、ここだけ時代がタイムスリップしたように感じます。
鞆の浦に行った日は、1月にも関わらずとても暖かい日でした。
地域の方が常夜燈の近くの建物の前に椅子を出して、ひなたぼっこされていました。
常夜燈の周りを散策していても、ぽかぽかして気持ちがよかったです。
天気のいい日には、散策タイムもいいと思います。
潮の満潮や干潮に関係なく、いつでも船付けできる石の階段になっているのが、雁木といいます。
石の階段に船が係留されています。これも鞆の浦の代表的な風景になります。
船番所跡を眺める
江戸時代に鞆奉行のよって作られた場所です。船の出入りや安全管理・監督していたそうです。
高台に建っているので、そこから、鞆の浦の港の風景が一望できる場所だったのでしょう。
建物は、昭和30年頃に建て替えがありましたが、支えになる石垣は、江戸時代のものだそうです。
今でも、きっちりと積まれている石垣の技術はすごいですね。
現在は、茶房 船番所として喫茶店になっているようです。疲れた時に立ち寄るといいかもしれません。
見てまわりたい場所が沢山あったのですが、鞆の浦についたのは15時ころ。
時間切れとなりました。
鞆の浦には、ほかにも朝鮮通信使(1711年)が「朝鮮の東で一番美しい景勝地」と言ったという眺望を持つ福善寺対潮楼や鞆城跡、福山市鞆の浦歴史民俗資料館など、見どころが多いです。
それぞれに歴史のある場所になるので、ゆっくり1日かけてまわると、さらに鞆の浦を知ることができると思います。
鞆の浦の観光所感
私たちは鞆の浦には車で行きましたが、JR福山駅からトモテツバス約30分(片道530円)でも鞆の浦に行くことができます。鞆の浦はこじんまりとした町並みで、町を車で移動する必要がないため、バス利用で現地に行っても、観光には困らないと思います。
参考にホームページはこちらです。広島県福山市・トモテツグループオフィシャルサイト (tomotetsu.co.jp)
車では、無料駐車場が見当たらず、有料駐車場を利用しました。
潮待ちの港ということで、港町の散策がメインになりますが、いろいろな歴史的な場所や資料館などもあり、ゆったりと観光できる場所だと思います。
常夜燈付近を、夫婦でゆっくり散策して過ごす時間もなかなかいいものでした。
スケッチや俳句をひねることはしませんでしたが…。
江戸時代にタイムスリップしたみたいやった。
鞆の浦から帰路の途中の車中泊場所
今回、帰路に車中泊でお世話になったのは、道の駅一本松展望園です。
ここは、大型トラックがたくさん夜間に止まっていたよ。
朝にまわりがトラックで囲まれていて驚いた。
トイレは清潔で利用しやすかった。
朝にこちらでお土産を購入したよ。
道の駅 一本松展望園
住 所:岡山県瀬戸内市邑久町尻海3539
電 話:JA 一本松直売所
0869-25-1900
レストラン ブルーライン一本松
0869-25-1911
営業時間:JA 一本松直売所
9時~17時30分
レストラン ブルーライン一本松
平日/10:00~15:30 ※ラストオーダー15:00
土・日・祝/10:00~17:00 ※ラストオーダー16:30
定休日:年中無休
駐車場:無料 大型19台
普通車239台
身障用2台
車中泊の旅は、とても楽しいですね。道の駅の利用はマナーを守るようにと、最近は利用者の皆さんが、注意を促されていますね。私達も、気を付けて利用していきたいです。
同日観光した「たけはら町並み保存地区」の観光は下の記事になります。
今回は、古い町並みを訪ねる旅になりました。歴史的にも、港町はそれぞれに歴史があることがわかりました。ほかの地域の港町も訪ねてみたいですね。
ではでは、また!
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