【北九州|平尾台】カルスト台地&千仏鍾乳洞〜現地スタッフに聞いた1〜3時間で巡るおすすめ観光スポット

広大なカルスト台地と水の中を歩く鍾乳洞で楽しむシニア夫婦 車中泊旅
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 令和6年4月に平尾台に行ってきました。平尾台は、日本三大カルスト(山口県の秋吉台・愛媛県の四国カルスト・福岡県の平尾台)の一つです。

 私たちが行ったのは昼前で、車です。
事前にYouTubeなどで景色は見ていたのですが、実際に到着して案内板の地図を見ても、何処に行ったら綺麗なのかわからず困りました。

 その時は、ビジターセンターも閉館中だったため、プレハブにおられたパトロールされている現地スタッフさんにお薦めを教えていただきました。とても良かったです。

 お薦めは、3カ所ともですが、時間に合わせ、好きな所を選んでまわっても楽しめると思います。

平尾台の基本情報

平尾台自然観察センター
住 所:福岡県北九州市小倉南区平尾台1-4-40
電 話:093-453-3737
開館時間:9:00~17:00
 (16:30まで入館受付)
休館日:毎週 月曜日
(月曜日が祝日の場合は火曜休館)
 年末年始
利用料:無料
駐車場:有
※令和6年9月現在はリニューアル休館中 

平尾台自然観察センターHP ☜

 平尾台は国指定天然記念物(1952年320ha)・北九州国定公園(1972年平尾台は1,144ha)・県立自然公園(1950年)に指定されています。
羊群原で代表される半裸出のカルスト地形が、海抜350~600mの台地に形成されています。
平尾台の石灰岩は、3憶4千万年の赤道近くの海の海洋生物(サンゴ、フズリナ)の死骸が石灰岩になったものです。
地殻の移動で、現在の平尾台まで移動してきました。
 ~ 平尾台自然観察センターホームページより一部抜粋 ~

平尾台の手前のカルストと広がる景色
平尾台の鬼の洗濯岩とカルスト台地

 平尾台はとても広い場所になります。
カーナビなどの目安として、自然観察センターを場所として紹介します。

平尾台自然観察センターの入口

 とりあえず見に来た方は、自然観察センターにまずは行って、散策地図をもらい平尾台の全体を知っておくとまわりやすいと思います。
 現在は、リニューアル中で閉館ですが、近くの建物で散策地図などを頂くことができます。

平尾台利用時の車中泊場所

美東SAの夜間風景

 この日は、九州に上陸した日のため、車中泊場所は高速のSAでした。

中国自動車道 美東SA
住所:山口県美祢市美東町真名752
駐車場:大型90 小型:46 兼用:25

牛頭天王公園の奥にある駐車場

 また、平尾台観光後に利用した車中泊場所は、牛頭天王公園です。平尾台から45分から50分ほど走った場所です。
 ちょうど、途中で買物や温泉も済ますことが出来ました。

牛頭天王公園の案内看板

牛頭天王公園(ゴズテンノウコウエン)
住 所:福岡県築上郡上毛町大字垂水646-2
アクセス:主要地方道吉富本耶馬渓線貴船橋より南へ200m
駐車場:約60台 

 こちらの車中泊の情報や実際の車中泊した状況は下の記事にまとめています。

平尾台観光ポイントの位置

 私達が2~3時間程度で見てまわれるポイントを、現地スタッフさんにお尋ねしました。
スタッフさんは、「茶ヶ床園地から中峠付近」「三笠台から風神祠あたり」の散策を薦めていただきました。

平尾台観光マップより出典の全体地図

<平尾台観光マップより出典>

茶ヶ床園地から中峠のあたり

平尾台観光マップより出典の茶ヶ床園地周辺地図

<平尾台観光マップより出典>

茶ヶ床園地から中峠のあたり
 中峠を少し岩山の方に登っていくと、「オキナグサ」咲いていますよと薦めていただきました。
<所要時間>
 1時間20分くらい

千仏鍾乳洞 

平尾台観光マップ出典の千仏鍾乳洞周辺地図

<平尾台観光マップより出典>

千仏鍾乳洞 
 水の中をジャブジャブ進む鍾乳洞。
こちらは夫さんのお薦めです。
<所要時間>
 1時間くらい

三笠台から風神祠周遊 

平尾台観光マップより出典の三笠台周辺の地図

<平尾台観光マップより出典>

三笠台から風神祠周遊 
 カルストを近くで見るのもいいけれど、平尾台全体を見れる場所で、お薦めですとのこと。
<所要時間>
 40分くらい

散策時間は人により時間が変わるので、私たちのペースでかかった時間です。

平尾台の観光スポットの様子

茶ヶ床園地から中峠 (所要時間 約1時間半)

こちらは、自然観察センターの前にある建物でスタッフの方に教えていただいたポイントになります。

見晴台の看板とカルスト台地

 平尾台観察センター駐車場から、茶ヶ床園地に向かって進みます。
 途中に見晴台という綺麗なカルストを見られる場所があります。時間があれば散策するといい場所です。

茶ヶ床園地の駐車場に停まる沢山の車
茶ヶ床園地の駐車場の遠景

 茶ヶ床園地の駐車場は、広くありません。駐車スペースが20台くらいでした。
 11時半頃は、ほとんどスペース埋まっていましたが、なんとか停められました。
もう少し、早い時間のほうが空いてるかもしれません。

茶ヶ床園地のトイレ
茶ヶ床園地のトレイ内部

 こちらにトイレがあるので、利用できます。中は水洗洋式トイレでとても綺麗でした。
 ※R6.9月現在ホームページでは、茶ヶ床園地のトイレが故障中との情報があります。ご注意ください。

平尾台の茶ヶ床園地を過ぎた場所のカルスト台地
平尾台の鬼の洗濯岩

 入り口がわかりにくいのですが、トイレ横の舗装した道を進むと中峠の方に行くことが出来ます。
 すこし、進んでいくと、カルスト台地がよく見えます。
 鬼の洗濯岩など、変わった風景を見ることができます。この岩石は貫入火成岩(アプライト岩脈)で、白亜紀後期にできたものだそう。

平尾台の中峠周辺の案内看板

 もう少し進むと、分岐点が出てきます。
こちら標識がないのですが、中峠のようです。

平尾台の鬼の平古干しの遠景
平尾台の鬼の平古干しの近景

 中峠を四方台の方に進むと、不思議な岩の風景が見えます。
こちら鬼の兵古干しです。
何だかこちらも不思議な風景ですね。

平尾台のオキナグサの花
平尾台のオキナグサの花の後

 さらに進むと岩場があり、休憩に良い場所です。
 ここには、スタッフさんに教えていただいた、オキナグサが生えていました。
また、もう少し進んだ小山の上にも沢山ありました。
 オキナグサは、この時期に咲く花のようです。
花はビロードのような雰囲気のあるお花です。
でも、花が終わると、オキナ(翁)のような白いヒゲヒゲになります。

 今回はこちらで、茶ヶ床園地に引き返しました。

茶ヶ床園地の東屋

 茶ヶ床園地には東屋があります。
もし、お昼時であれば、こちらの東屋で昼ご飯を食べるといいでしょう。
 おにぎりやパンなど、お弁当とお茶あると楽しいですよ。

茶ヶ床園地で食べたブランデーケーキ

 私達は、お茶と、おやつカバンに入っていた、ブランデーケーキを持参しました。

 お弁当食べている人が羨ましかったです。

千仏鍾乳洞で直に鍾乳洞を感じる  (所要時間 1時間)

千仏鍾乳洞の案内看板

千仏鍾乳洞
電話:093‐451‐0368
営業時間:平日/9時~17時
 休日/9時~18時
定休日:年中無休
入洞:大人1000円/中学生600円/小学生500円/幼児(4歳以上)200円

千仏鍾乳洞HP(セキュリティ保護なし) ☜

千仏鍾乳洞の地下水の中を歩くさっとん

 こちらは、千仏鍾乳洞と言います。
 ここの目玉は、鍾乳洞の途中から流れる地下水の中をジャブジャブ歩き、洞窟の中を進んでいく探検スタイルです。

 途中、膝下まで水位が来る所もあります。
では、出発してみます。

千仏鍾乳洞へ向かう階段


まあまあ広い駐車スペースです。(収容台数100台)
 そして、鍾乳洞入口までは、長い階段を降りていきます。

千仏鍾乳洞の貸草履
千仏鍾乳洞の貸草履の説明文

 入口付近には、下駄箱と無料で借りられるサンダルたち。
 もし、夏でクロックス履かれてるなら、自分ので行く方がいいかも。無料で借りれる分は、底がすり減ってました。滑りやすい感じもありました。でも無料は有難いです。

千仏鍾乳洞の更衣室

 一階には、コインロッカーが並んでいます。
その建物の階段を降りると、トイレと更衣場所が設けてあります。
 流石に膝下まで濡れるのと、上からも水がポタポタ落ちてくるので、濡れてもいい格好がいいですね。

千仏鍾乳洞の時のさっとんの洋服

 私は、夫さんから説明されたのが、平尾台にいってからのため、急遽、ジム用のジャージ(UNIQLOのエアリズムです。)をたくしあげ、半袖のTシャツに、ユニクロの上着、帽子で挑みました。
 サンダルは貸草履を利用させてもらいました。

 途中、水位に合わせて膝上までジャージをたくしあげながら、なんとか、ひどく濡れることなく、済みました。

 入口前には、赤い橋に綺麗な流れが作られています。
 雰囲気がいいですね。

千仏鍾乳洞の入口
千仏鍾乳洞の通路を歩くさっとん

 中に入るところには、大きな鍾乳石があります。避けながら入っていきます。
 いろいろな鍾乳石が配置されています。

 ツルツルの鍾乳石たち。触っても問題なさそうです。体験型ですね。

千仏鍾乳洞の奥の細道

 さらに進んでいくと、鍾乳石がいろいろ出てきます。
 そして、奥の細道、ここまでは地面を歩いています。
いよいよ、階段を数段おりると、地下水に入ります。

千仏鍾乳洞の水の中を進むさっとん

 4月に行きましたが、やはり、地下水は冷たいです。夏なら気持ちいいかな?
 場所によっては、流れがしっかりあるので、足で底をさぐりながら、深さを確認して進みます。

千仏鍾乳洞の地下水をかがみながら歩く夫さん

 底が滑りやすいような気もして、かなり慎重になります。
 1番屈んで通る場所は、肩にかけたポシェットが水につかりそうになり、ひやりとしました!!

千仏鍾乳洞の照明が終わる案内

 1度目の「本日はここで照明を終わらせていただきます」の看板が出て来ます。でも、奥に照明があります。
 もう少し行けるのかな?
確認のため自己責任で進みます。

 すれ違うスペースがないですね。
通路が細いので、鍾乳石の壁に当たると、服も少し濡れますね。

千仏鍾乳洞の引き返すよう説明する案内板

 2度目の看板、ここから先はもう暗いです。
ここで、撤退、来た道を戻ります。

千仏鍾乳洞の外の手足の洗い場

 帰って来たら、洗い場で、手足と借りたサンダルをゆすぎ、返却します。
 並んでる場所に戻すだけです。

千仏鍾乳洞のカルスト饅頭

 疲れた探検隊は、売店でカルスト饅頭

を120円で購入。
お芋の餡で素朴な味です。疲れた体には染みるなあ。

千仏鍾乳洞の帰りの長い階段

 あとは、ひたすら長い階段を上がります。
水遊びのあとの気だるい体には、なかなか効きます。

 地下水の冷たい水、流れの速さを感じたり、まわりの鍾乳洞の壁に触れながら体感できる場所。
個人的には秋芳洞より楽しかったかも。秋芳洞は中学の時に行ったので記憶が古いですけど。 

さて、お次も現地スタッフさんに薦められた場所です。
次の場所には、トイレが駐車場になかったので、千仏鍾乳洞で済ましておきましょう。

三笠台で平尾台を見渡す  (所要時間 約30分〜40分)

三笠台の遠景

 茶ヶ床園地周辺では、カルスト台地を近くで楽しみました。
 今度の三笠台では、平尾台全体の風景を見ることが出来ます。

 とても雄大で、茶ヶ床園地や見晴台から見る風景とも少し違った印象です。

三笠台の駐車場
三笠台に広がるカルスト台地

 駐車場はこちらです。トイレはありません。
この駐車場から、ほぼ直登で登りますが、丘に上がるとすぐに絶景が広がります。

三笠台の風神山から見える町の風景

 次は、風神祠を目指します。
三笠台から道がついていますが、少しわかりにくいです。
祠の位置をみながら三笠台を一度ゆるやかに降りて、風神山に登ります。

三笠台の風神祠

風神山過ぎてすぐに風神祠があります。このあたりから、平尾台の下の町の風景が見えます。カルスト台地が、こんな町の近くにあるなんて、驚きです。四国カルストは、すごく山中でしたよ。

ここから、駐車場までのんびり歩いて帰ります。

平尾台の観光所感

 平尾台の絶景写真を見て、ぜひ行きたいと、行ったものの、平尾台に着いたら、どこを見ていいのかわからず、困りました。

 平尾台の自然観察センターが休館だったので、その前にあったプレハブに飛び込み、平尾台の観光マップと、3時間程度で車と徒歩で行けるお薦めをお伺いしました。

 行った時期が4月半ばだった事もあり、オキナグサの話しや、カルスト台地を楽しめるお薦め場所(茶ヶ床園地と三笠台)を教えていただきました。

 千仏鍾乳洞は夫さんが行きたがっていたので、行ってみました。楽しい経験で、今回の旅の目玉の思い出の一つになりました。

カルストが並ぶ台地の平尾台

平尾台に着いたけど、どうしていいかわからない方の参考になればと記事にしてみました。
とても素敵な場所です。四国カルストや秋吉台と同じくらい、いろんな方に見ていただきたい場所でした。
 写真では、実際の平尾台の美しさを写しきれなかったです。
ぜひ実際を見ていただき、楽しい時間を過ごしてくださいね。

夫さん
夫さん

平尾台は、四国カルストより空間の広がりに雄大さを感じ、秋吉台より凝縮されている感じがするよ。
ここに書いたお薦めは、お薦めするよ。
千仏鍾乳洞も珍しいから、ぜひ一度行ってみて。

 九州旅行の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また!!

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