【千葉|養老渓谷の2階建てトンネル】養老渓谷周辺の不思議なトンネル巡り~素掘りトンネル等

シニア夫婦があめの不思議なトンネル巡り 車中泊旅
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 養老渓谷といえば、滝巡りやジブリの風景で有名な濃厚の滝・亀岩の洞窟ですが、このような謎のトンネルたちにも出会える場所です。

 千葉、房総半島は、素掘りのトンネルが、あちこちにあります。
房総半島の地質が砂岩で、掘りやすかったこと、房総半島の地形が丘が低く入り組んでおり、川も蛇行しているので、道をショートカットするためにトンネルを掘ったそうです。

その素掘りトンネルや変わった形のトンネルたちをご紹介いたします。

素掘りトンネル&変わった形のトンネルの位置

①2階建てトンネル 向山トンネル  
➁柿木台第一トンネル 
③柿木台第二トンネル 
④月崎トンネル
 ※①~④→養老渓谷周辺部として観光。
⑤第ニ永井トンネル
 ※→道の駅むつざわ車中泊後に観光。

⑥灯籠坂大師の切り通しトンネル
 ※→鋸山観光後に見に行った場所。

養老渓谷周辺のトンネルの様々な姿

2階建てトンネルで有名な向山トンネル

向井トンネルの窓のあいた部分

 こちらは、最近、Instagramの写真で有名になっている場所だそうです。

 確かに、トンネルの途中に口を開けた穴がなんとも不思議な雰囲気を醸し出しています。
 見える上の窓は、もともとあったトンネルの出口です。 

向井トンネルの窓にあたる部分の拡大

 昭和45年にもとのトンネルの下の位置にトンネルを掘り直し、延伸したところ、以前のトンネルの口が残ったみたいです。全長は115ⅿ。

壁が緑に見える向井トンネル
1階部分と2階部分がわかるトンネル部分

そして、トンネル全体の色が、何故か緑に見えます。

柿木台第一トンネル

柿木台にある五角形をしたトンネル

 こちらのトンネルは、よく見ると五角形の形をしています。 

 電灯のせいか、五角形がいくつも見えて、不思議な印象をうけますね。

柿木台第一トンネルを車内から見る風景

 案内看板によると、トンネルの掘り方で「観音掘り」という方法で掘っていて、将棋の駒のような形に見えるそうです。

柿木台第一トンネルの出口近く

 もう少し調べてみると

柿木台第一トンネルは全長78mの観音掘りです。明治32年に月崎から牛久までの荷車道を整備する目的で掘られました。

出典:市原歴史博物館 ST-04 柿木台第一トンネル
ST-04 柿木台第一トンネル/市原歴史博物館 (imuseum.jp)
(令和6年4月26日最終アクセス)

 荷車道というのが、歴史を感じますね。

柿木台第二トンネル

柿木台第二トンネルの入口

 こちらも素掘りトンネルだそうです。
柿木台第一の同じかと思うと、こちらは、円形のトンネルのようです。

 素掘りと聞くと、何だか青の洞門で見たノミの跡など期待していましたが、何だか一直線のラインが沢山平行に走っています。

柿木台第二トンネルの内部を車内から見る

 ちなみに調べていると、青の洞門は日本初の道路トンネルだとか。
 禅海和尚がノミを振るって作った手彫りトンネルは明和元年(1764年)に完成。
手彫りは手で掘ることですね。
素掘りとはちょっと違うんですね。 
 勘違いしてましたよ。

柿木台第二トンネルの出口近く

 素掘りは、土の崩れを防ぐ土留めの備えをしないで掘ることを指すそうです。
 なので掘った地層が綺麗に見えたりするんですね。
 明治33年全長47.8ⅿのトンネルになります。

月崎トンネル

月崎トンネルの入口

 こちらの素掘りトンネルも、不思議な感じがする場所です。
 トンネルの上部がすっぽりと抜けた空間があります。
 なんで穴があいているのかは、特に案内看板もなく、わかりませんでした。

月崎トンネルの真ん中の天井ない部分

 でも、上を見上げると不思議な雰囲気がただよってきます。
 ジブリ好きな方なら、こちらも好まれるかもしれません。

月崎トンネル内でポーズをとる夫さん

 トンネル内で小田和正ポーズになりきる夫さん。
もちろん妻は呆れ顔ですね。

 車での道は舗装されているものの、細いのでお気をつけください。
 我が家はハイルーフが「バコバコ」と竹の枝に殴られ、とても心配しました。

第二永井トンネル

第二永井トンネルの背の高い姿

 こちらは、また、背高のっぽのトンネルです。
変わった形のトンネルですね。
 58.8mの短めのトンネルです。

第二永井トンネルの内部に立つ夫さん

 夫さんに立ってもらうと、不思議感が増しますね。
 
 なんでこんなに背高のっぽの穴になったのでしょうか。
 もともと急勾配だったトンネルを掘り下げていってこうなったとか。

第二永井トンネルの内部

 こちらは、壁にコンクリートが吹き付けてあるのかな?
 素掘りトンネルかは不明ですが、変わったトンネルという事ですね。

灯籠坂大師の切り通しトンネル

灯籠坂大師の切り通しトンネルの入口

 こちらは素掘りトンネルでも、比較的有名なのか、数組の人たちが見に来ていました。
 近くに駐車スペースもあり、トンネルまで歩いて観光ができます。

灯籠坂大師の切り通しの上の空が見える風景

 燈籠坂大師は弘法大師が行脚中にそこで腰を休め場所で、東善寺の参道になるそうです。

 こちらも一直線に走るラインが印象的で、何だか吸い込まれてしまいます。
 上を見上げると、不思議な空間が。

灯籠坂大師の切り通しトンネルの内部から上を見上げる
トンネルの中で記念撮影する人たち

 なんだか、楽しそうに歩いていく若者たちに、惹かれますね。
こちらも不思議な場所でした。

養老渓谷のトンネル巡り

 今回のトンネル巡りは、養老渓谷周囲を1日と少しで、灯籠坂大師の切り通しトンネルは、別日にまわりました。養老渓谷以外のトンネルも含まれていますが、ご容赦ください。

 ちょうど、養老渓谷が雨で、行くところがなかったため、トンネルを見に行くことになりました。

いきなり見に行ったさっとんは訳が分からず、ひたすらトンネルを見続けた1日でしたが、夫さんはとても良かったそうです。
キャンピングカーとトンネルの記念撮影もしっかりしてましたよ。

こんな所も行ったよということで、記事にしてみました。
その土地の特徴がわかるトンネルで、あとから調べると、「そうなんだ」と思うことが沢山ありました。

 確かに、もうひとつのジブリに関連した写真撮影スポットになりそうな場所でしたよ。
どこか、気になるトンネルがあれば、一度見に行ってみられてはいかがでしょうか。

夫さん
夫さん

行った日が雨だったこともあり、神秘的でジブリ感のあるトンネルやったなあ。
行って良かったよ。

 千葉にもいろいろな所がありますね。
千葉・房総半島旅の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また!!

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