【房総半島|滝田城址】南総里見八犬伝の舞台を訪ねる(後編)〜滝田城址や館山城のアクセスや観光ポイントR6

南総里見八犬伝に魅了されるシニア夫婦(後編) 車中泊旅
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 南総里見八犬伝の舞台を訪ねて、令和6年3月に房総半島を車中泊で旅しました。
その時に訪れた場所を、ご紹介しています。

 南総里見八犬伝のお話や、伏姫籠穴や富山の情報、車中泊場所は下記にまとめています。

 さて、今回は続きからです。

実際に訪れた南総里見八犬伝の舞台

1【岩井駅横公園】伏姫と八房の銅像
2【伏姫籠穴】伏姫が八房と暮らしたとされる洞  
3【富  山】八剣士終焉の地  
4【滝田城跡】里見家の山城(物語上の里見義実の居城)  
5【館石城跡】里見家のお城 
6【養老寺 】役行者の岩屋 伏姫の母が数珠を授けられた場所

1~5までを1日でまわり、6は別日にまわりました。

南総里見八犬伝の観光ポイント

  前回は、富山の「八犬士終焉の地」を訪問したところまででした。
富山を下山し、次は車で滝田城址まで移動します。車で約15分です。

滝田城址

住 所:千葉県南房総市上滝田
駐車場:2か所あり 無料

 滝田城址遊歩道 房総タウン.com HP  ☜

アクセス (伏姫籠穴から車で約15分)

 伏姫籠穴 → 県道258号線→犬掛(交差点) を右折して 県道258号/県道88号 へ

駐車場

滝田城址案内図

 私達は、こちらは、駐車場に停めました。
 JA上滝田支店の近くを曲がり、駐車場に行きました。

 
 

滝田城址駐車場の車と夫さん

 山城の曲輪や武者溜りなど見たい場合はこちらからがお勧め。
 私達は縦走して、帰りは県道88号線を歩いて戻りました。

滝田城址駐車場とトイレ

 滝田城跡を見て降りてくると、こちらに滝田城跡駐車場がありました。
 こちらがグーグルマップにある駐車場でした。
 伏姫の像や本丸を見るだけなら、こちらを利用してピストンする方が便利

トイレ

滝田城跡駐車場にあるトイレ

 滝田城跡駐車場にトイレがあります。
私達は、山城跡がみられる違う場所から登ったので、下りてから利用させていただきました。

滝田城跡の観光ポイント

滝田城遊歩道の案内図と歩いた軌跡

 私達のとめた駐車場から滝田城展望台を通り、トイレのある駐車場に縦走しました。
 帰りは車道を歩いて戻っています。

山の縦断に40分間 戻りに約20分
全体の所要時間は約60分くらいかかりました。
ゆっくり観光していました。

 私達は帰り道でお昼食べて25分程度かかり、全体で約85分の観光になりました。

滝田城跡に入る入口

 駐車場から門の入口に柵がありますが、開けて入ります。(入ったら必ず閉めましょう。)
 私達の入った場所は、像のある側と反対側でした。

滝田城址の案内看板

 案内板や階段もあり、道は比較的わかりやすいです。

滝田城址の虎口
滝田城址の腰曲輪
滝田城址の武者溜

 また、お城のあとを表す曲輪や武者溜りなど、場所を表す案内板もありました。

滝田城址の本丸

 本丸に辿り着きましたが、伏姫の像がなくて焦りました。広い広場のような雰囲気です。
そのまま櫓台の方に進みます。

滝田城址の櫓台

 こちらが櫓台です。以前はこちらに展望台があったようですが、今は撤去されて、櫓台だけになっています。

滝田城址の櫓台にある南総里見八犬伝発祥の地の柱

 櫓台に「南総里見八犬伝の発祥の地」の柱がありました。
 実際は、滝田城は里見義豊の妹婿である一色九郎が城主をつとめた城です。

滝田城址の伏姫の像

 ありました!!
伏姫をのせた八房の像です。
「飛翔」という名前ですね。
 物語上は、こちらが里見義実の城となっているので、こちらから姫を連れて、籠穴まで行ったのかな。

滝田城址の櫓台と伏姫像

 こちらの広場の全体風景は、このような場所でした。

滝田城址の遊歩道帰り道

 そのまま、滝田城跡駐車場まで歩いておりました。
 こちらの駐車場までの距離も徒歩約15分ほどで、意外に時間がかかりました。

滝田城址の遊歩道帰り道の車道
みよし家の外観
みよし家のラーメン

 帰りは県道88号線を歩きです。お腹が空いたので、道沿いの「みよし家」さんでラーメンを食べました。
美味しかったな~。

館山城 南総里見八犬伝博物館

館山城
住 所:千葉県館山市館山362番地先
電 話:0470-22-8854
 (城山公園管理事務所)
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)・年末年始
営業時間:9:00~16:45 (最終入館16:30)
入館料:大人400円/小人200円
駐車場:有 無料 平面

館山城・城山公園 HP ☜

アクセス(滝田城跡から車で約30分)

 滝田城跡駐車場→県道88号線→国道410号線から館山市まで行く→館山城

トイレ

城山公園の案内看板

 館山城の城山公園に数か所トイレがあります。
①第一駐車場内 ➁児童遊園地内 ③日本庭園横から万葉の径に行く道の途中

館山城観光ポイント

館山城の石垣と道

 ここまで来ると、さすがに疲れています。
公園の駐車場到着が14時40分頃です。
今日は8時50分に、道の駅保田小学校を出発しています。
城に向かう傾斜でも、相当お疲れです。
 しかし、里見八犬伝を深めるためには外せません。

館山城

 こちらが、本日最後の場所です。
実際の里見氏の居城となります。
こちらは、里見八犬伝博物館として、中には、八剣伝にまつわるものが展示されていました。

 NHKの人形劇の人形や、第一話の映像が流れていたり、なんとも懐かしいです。
 場内は撮影禁止でした。
(お見せしたかったNHKの人形たち…)

館山城の天守閣から見る景色

 また、天守閣からは、街並みを見下ろすことが出来ます。この場所から、里見家当主は、街を見ていたのでしょうか。

八賢臣の墓の遠景

 ここでは、お城だけで満足せずに、行っていただきたい場所があります。館山城を降っていくと、ひっそりと「八賢臣の墓」があります。

館山城の八賢臣の墓

 こちら、慶長19年に倉吉に転封された里見安房守忠義公、29歳で逝去された時に、近臣八人も殉死を遂げます。その方達の法名には、「賢」という字が使われています。

館山城の八賢臣の墓から駐車場に戻る案内看板

 このエピソードが、のちに曲亭馬琴の書く、南総里見八犬伝の話の元になったのではないかと言われているそうです。

その方たちのお墓がこちらにはあります。

疲れている所ですが、お城の周りを歩いて駐車場に戻ります。

 本日はここまで、道の駅 南房パラダイスに移動します。
道の駅 南房パラダイスの車中泊情報は以下の記事になります。

洲崎神社横の養老寺

養老寺
住 所:館山市洲崎1331
電 話:0470-29-0833
拝観料:無料
駐車場:有 (私達は洲崎神社を利用)

養老寺 館山市観光協会HP ☜

アクセス (道の駅南房パラダイスから車で約10分)

 道の駅南房パラダイスから県道257号線経由→養老寺・洲崎神社

養老寺の観光ポイント

養老寺

 養老寺のご本尊は十一面観世音菩薩立像です。 この境内には石窟があります。 

役行者の説明看板

 こちらに役行者についての説明看板があります。また、南総里見八犬伝との関係も記載がありますよ。

養老寺にある岩屋

 こちらを伏姫の母が訪ねた折、のちに八剣士が持つ珠である数珠を授けられるというお話しがあります。 

岩屋に草履が沢山ある風景

 また、ここは足の神様で、草履が沢山ありました。
 ビーチサンダルとかもつるしてあるのが、海辺という感じですね。

洲崎神社

 隣の洲崎神社と一緒に参拝するといいと思います。

洲崎神社の富士山遥拝所

 洲崎神社をお参り後に富士見鳥居の方に行き、富士山を拝みます。(私達の行った時は雨で見えませんでした。)

洲崎神社から養老寺へ向かう道

 そこから洲崎観音養老寺に抜ける看板があるので、そちらに進めば中から養老寺に行くことができます。

養老寺の岩屋の外観遠景

 伏姫のお母さまも、まさか娘にそんな大きな運命が待ち構えているとは、思っておられなかったでしょうね。

 娘を思う母の気持ちって、深いですね。

 伏姫は、亡くなってからも、「伏姫神」となり、しばしば登場。犬江親兵衛を富山で育てたりもしています。
ちょっと、ホッとします。

シニア夫婦の南総里見八犬伝を訪ねる旅まとめ

 房総半島に行くと決まってから、伏姫籠穴に行くのを楽しみにしていました。
地域の図書館を利用して、すぐに読めそうなジュニア版の南総里見八犬伝を読んだり、準備も楽しいです。

 実際行くと、籠穴だけでなく、富山も滝田城も、館山城の八賢臣の墓も、とても雰囲気のある場所でした。
 昔、テレビの人形劇を楽しみにしていたころを思い出しつつ、じっくりと観光してまわりました。

ぜひ一度訪ねてみられてはいかがでしょうか。
かなり体力づくりになる強行スケジュールですが、シニア車中泊には体を使う場面が大切ですから。
また、この中から、好きな場所を選んでいただいて、伏姫の像に会いに行くのも楽しいですね。

夫さん
夫さん

八房と伏姫の銅像探しや、ゆかりの地巡りも楽しかったな。
その中でも、この物語のルーツになったといわれる八賢臣のお話は、特に印象に残ったし、お勧めの場所でもあるよ。

 力が入って、長文になってしまいました。
房総半島の旅の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また!!

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