シニア夫婦でも頑張れば登山上達するかも?と、最近思っている私達。百名山でも初心者が登れそうな山を探しては、トライしています。今回は、蓼科山です。
百名山登ってみたいけどと思っているシニア夫婦や登山初心者のみなさんに、シニア夫婦の私たちが蓼科山をご案内します。
蓼科山の基本情報
蓼科山の登山ルート
蓼科山の基本情報
蓼科山 (別名 諏訪富士)
所在地 長野県北佐久郡立科町
標高 2531m
コース 7合目登山口
タイム 03:32
距 離 4.6Km
のぼり 625m
くだり 625m
<出典:YAMAPモデルコース蓼科山(7合目登山口)>
(最終アクセス:令和5年7月29日)
07:19 蓼科山7合目登山口 →9:00 蓼科山荘 →9:44 蓼科山頂ヒュッテ →9:50 蓼科山 →11:17 蓼科山荘 →12:46 蓼科山7合目登山口
【トータル】5時間27分 <YAMAP活動日記>
蓼科山までのアクセス方法
<車の場合>
白樺高原側から佐久まで結ぶ、蓼科スカイラインを走り、御泉水公園を通りすぎてしばらく走ると、蓼科山7合目登山口が見える。
鳥居が目印になる。道路を挟んだ向かいに、10台ほど止まれる駐車場、その少し手前の場所にも駐車場がある。私たちの行った平日でも朝7時には第一駐車場は埋まっていたので、早めに登山口に来る方が安心な感じでした。
車中泊場所 (蓼科山7合目登山口 駐車場)
蓼科山7合目登山口にある駐車場で、車中泊をしました。
前日の夕方18時ころに到着。
私達以外には、車が2台ほど止まっていました。
駐車場のスペースは第一駐車場は10台ほど止められる感じでした。
駐車場から少し離れた場所にトイレがあります。水洗トイレがあり、トイレットペーパーもありました。
ただし、水道の水がほとんど出ませんでした。(令和5年7月中旬頃)
手洗い含め、水の確保が必要になると思います。
また、夜間は電気はありません。懐中電灯を持って行く必要がありました。怖がりの妻さんだと、嫌がられるかもしれません。私も夫さんについてきてもらいました。それでもトイレがあるのは助かります。
車中泊するにあたって、水や食料を購入できる場所は、近くにありませんでした。
そのため、諏訪市周辺で購入しています。
また、事前のお風呂も諏訪市で済ましてから登山口に来ました。
蓼科山がお勧めの理由
道が整備されて分かりやすい
道は急登ですが、大きな分かれ道もなく、合流には標識もあるため、わかりやすい登山道になっています。
距離も短いため、歩きやすいルートになっています。
日帰り可能なコースタイム
標準コースタイムは、3時間32分で山頂まで往復出来るため、安心して日帰りができるコースタイムです。
私たち夫婦は、5時間27分で登る事が出来ました。休憩時間は28分ほどでした。
急登と急なくだりに、思いのほか時間がかかりました。
初心者は登山をスタートする時間を早めに設定するほうがよいようです。
山小屋が短い区間にある
将軍平に蓼科山荘があります。
トイレは1人200円で使う事ができます。事前払いのため、小屋で支払ってからロープを外してトイレに行ってくださいね。いきなりトイレに向かったおじさんが、事前払いと注意されてました。
山荘外にテントがあり、おこじよの手拭いや、かわいいグッズがたくさんありました。Tシャツもありました。軽食や喫茶も食べれるようでした。
山頂の蓼科山頂ヒュッテでは、いろいろな可愛いグッズ販売があります。
私は登頂記念バッジを500円で購入!
食事は、彩野菜カレーが一押しメニューだそうです。
トイレは200円で、小屋のすぐ横の階段を降りるとあります。
樹林帯を抜けると眺めがいい
蓼科山荘を抜けるとすぐに、岩場が出てきます。登り続けると樹林帯が切れて、振り返ればいきなり絶景が。みんな気が付かずに岩場を登っているので、1人「すごい眺め!」と声を出すと、その場の人が一斉に振り返って、絶景に関心してました。
山頂が平で広く360度の展望がある
山頂につくと、何処が山頂なの?という不思議な平らな場所が出てきます。
真ん中らへんに、神社がありました。蓼科神社奥宮です。お参りしておきました。
諏訪富士と言われるくらいなので、360度、山々の絶景が広がります。
近くのおじさんが山を説明してくれて、八ヶ岳などがわかりましたよ。
蓼科山のちょっと残念な所と注意点
ザレの道の急登、岩の道の急登が続く
出だしは普通の登山道ですが、すぐにザレや岩場の急登になります。
登りにくさに加えて、帰りに降りる大変さがあります。疲れた時に、ザレの急坂を降りるのは疲れが増します。
靴は登山靴で、底がしっかりとした、すべりにくい靴が必須だと思います。
下を向くと、ふらつきも出やすいシニアは、ゆっくり時間をかけて、足場確認しながら下山しましょう。私たちも、登りと同じくらい下山に時間かかってます。
山頂も視界は360度だけど、岩の足元で、見て回るのが大変。
私たちも、だだっ広い山頂に驚きました。思ってたよりかなり広いです。しかも、足元が岩場でゴロゴロ。
山頂ヒュッテのおじさんが、見分けられるかわからないけど、山頂では53座の山が見えるそうだよって言ってたけど、とても360度見に行く元気が出なかったです。
【体験記】蓼科山
蓼科山7合目登山口を7時19分頃に出発しました。はじめは、樹林帯を歩きますが、すぐにザレ道の急登が出てきます。
ゆっくり目のペースで、じっくりと歩いていきます。そうすると、あまり疲れません。
途中、天狗の露地があります。少し登山道から脇道に入りますが、すぐの場所なので見に行くといいですよ。
とても眺めがよい、広い場所なので休憩場所にも最適です。
私達が行った時には、団体の学生さんが沢山休憩されていました。
さらに急登のザレ道を歩いていくと、将軍平に蓼科山荘があります。
こちらが、大河原峠から登ってくると合流地点になります。
山小屋でお姉さんがピアノを弾いておられて、気分が癒されました。
蓼科山荘を過ぎると、急激に大きな岩道を歩く形になります。
一生懸命下を見て歩いていると、樹林帯を抜けて、急に視界が開けます。
「頂上まであと15分」という黄色い字が見える場所は、視界が開けて、山や下の景色が良く見えます。
蓼科山頂ヒュッテを通りすぎると、すぐに山頂になります。
山頂の木の標識があるので、そこが山頂だとわかりますが、山頂は真っ平らな不思議な風景です。
時間をかければ360度いろいろな山を見ることができそうでした。
でも、私達は疲れて、足元の岩を歩くのが嫌で、そうそうに下山をしました。
帰りは同じ道をピストンで帰ります。
急なのぼりよりも、下りの方が疲れるように思います。
下を見て、疲れからか、ふらつきを感じることがありました。
時間をかけて、注意して下山をしました。
蓼科山登山のまとめ
百名山の山に、初心者が登れるのは単純に嬉しいです。山頂からみる山々の風景、下に見える風景に感動します。
蓼科山は、七合目登山口から時間をかけて足元に注意をしながら登れば、初心者の方でも登れる山になると思います。
反面、ザレや岩の多い山は、自分が足元を滑らせると怪我が起こりやすく、また、ザレや大きな石を落としてしまうと、下におられる登山者に怪我をさせてしまう可能性もあるので、注意が必要な山になると思います。
そのあたりを意識すれば、初心者の方でも大丈夫です!登山用の装備をしっかりとして、時間をかければ登れる山だと思います。
時間にゆとりを持たせて、ゆっくり楽しむと素敵な山ですね。
蓼科山周辺の温泉
白樺湖温泉 すずらんの湯
比較的大きな入浴施設です。ラウンジや休憩室があります。
中は内風呂と半露天風呂の浴槽がありました。
山登りの疲れがとれる温泉でした。
ボディソープとリンスインシャンプー、ドライヤーはありました。
白樺湖温泉 すずらんの湯
住 所:長野県茅野市北山白樺湖3419‐84
電 話:0266‐68‐3424
定休日:年中無休
(火曜日午前中のみ休館)
営業時間:午前10時~午後9時
(午後8時30分受付終了)
料 金:大人700円
小学生400円
小学生未満 無料
頂上が広くて平らで岩だらけという、今までにない個性的な山だったなあ~。
平日にもかかわらず、次々と登山者が絶えない山で、人気のある山でした。
百名山の中でも初心者が登れる山になります。ぜひ、気を付けてチャレンジしてみられては、いかがでしょうか。
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