令和7年7月長野車中泊旅の時に行った、布引観音。
以前行った、山形県の山寺で、一番行きたかった断崖に立つ建物には入ることができませんでした。
今回、こちらの布引観音・天台宗布引山釈尊寺の観音堂は、断崖絶壁に建っています。
そして、この観音堂は、中に入ることができます。
伝説と断崖のお寺、観音堂をご紹介です。
布引観音の基本情報
布引観音(布引山釈尊寺)
住 所:長野県小諸市大久保2250
入場料:無料
駐車場:布引観音参道駐車場 無料 平面 約20台
駐車場の状況

こちらが、布引観音参道駐車場となります。
ここには、布引観音にまつわる伝説「牛にひかれて善光寺参り」のお話ののっている看板や案内図も設置されています。
トイレの状況

布引観音参道駐車場には、トイレがあります。
こちらが、トイレの外観です。

中は洋式水洗トイレとなっているので、使いやすいと思います。
一応、和式トイレもありました。
その他の注意点
駐車場
Googleマップでは、御朱印となっていますが、駐車場です。

私達は最初、こちらの道から車で布引観音に行きました。
こちらからだと、階段に登らずに、お寺まで急な坂道を200m下って、着くことができます。

「道幅狭い注意」と看板にあるように、道がかなり狭くおすすめはしないです。
私達も、本当に辿り着くのか心配になりました。
また、駐車場に至る手前が結構な急カーブだったりします。

こちらが、駐車場です。
歩くのがつらい人は、確かにこちらから行くと、坂道を下ると釈尊寺に行けるので、とても楽に布引観音に行くことができます。
ただ、運転が難しい場所にはなります。
靴・服装
しっかりした登りの参道です。足元が滑りやすい場所もありました。
靴は、スニーカーなどしっかりしたもので参拝した方がいいです。
また、初夏は汗をかきますので、タオル持参や服装もご注意ください。
布引観音の観光所要時間
布引観音参道駐車場にある、観光案内看板には、徒歩で約20分と記載がありました。
私達は、だいたい参道を約18分くらいで上がり、現地は、約18分観光。参道の下りも約20分かけて降りてきました。
帰りはのんびり歩きながら、登ってくる方とお話をしたりしていたので、少し時間がかかりました。
だいたい案内看板通りの時間になりました。
布引観音の観光ポイント
<現地にある案内図>


駐車場には、上の案内図とともに、「牛にひかれて善光寺参り」のお話がのっています。
要約すると以下の通りです。
むかし信心を持たないおばあさんが、自分が干していた布を角にひっかけ走り去る牛(観音様)を追いかけ、気が付くと長野の善光寺までたどり着いたことから観音様の導きだったと悟り、今までの欲張りで意地悪な心を悔い改めたと伝えられています。
出典:こもろ観光局 布引観音・布引山釈尊寺
https://www.komoro-tour.jp/spot/nunobiki/
聞いたことのある言葉でしたが、あまり内容は知らなかったので、そういう事かと感心しました。
でも、ここから善光寺って、結構距離ある感じですよね。(車で約1時間20分くらいかな)

さて、こちらが参道入口になります。
結構な階段が続く道になっています。
入口には、「自然の山中の寺です。落下物、滑落、転倒など不測の事態を予測(?)し、自己の責任にてご入山下さい。」というような内容の張り紙がありました。
厳しい参道のようです。
急な階段状の参道の途中に見どころあり

最初から、わりと階段があり、登りの道になっています。
緑に囲まれ、とても気持ちのいい場所でもありました。
布引二段滝

こちら布引二段滝です。
案内看板には、「この布引渓谷は信濃の耶馬渓と言われており、大自然が造り出した渓谷美は四季を通じて人々の目を楽しませてくれる。この滝もそのひとつで、春から夏にかけてはグリーンに、秋は紅葉一色のベールにつつまれる。」とあります。
迫力はないのですが、初夏の暑さにやられかけた私達には、したたる水が涼し気で、癒されました。
でも、滝…なんですよね。
牛岩

こちらは、牛の姿が現れている牛岩です。
さすが「牛にひかれて善光寺参り」の伝説がある場所ですね。
う~ん、私には牛の姿が見えないのですが、夫さんは、わかったようでした。
現地でぜひ、見てみてください。
善光寺穴

長野の善光寺まで穴が通じているといわれ、昔、善光寺火災の折に この穴から煙が出たと伝えられているそうです。
すごい穴が、日本各地にはありますね。
四国の足摺岬にも足摺七不思議があり、岬にある地獄穴が金剛福寺の本堂のすぐ下まで通じていると言われる話がありましたね。
見守り地蔵


この参道には、信徒が安置した、無数の木仏、石仏があり、道行く人の安全を見守っていてくれるそうです。
この木の中の蛙さんも「無事カエル」ということなんでしょうか。
ちょっと嬉しくて、写真撮りました。

私達が行ったのは、7月でした。
初夏というより、すでに暑い中の参拝でした。
参道の階段は、険しい場所もありましたが、まわりの木々の緑に癒されました。
そして、やっと布引観音観音堂へ到着です。
断崖絶壁に建つ布引観音観音堂

今回、この写真を見て、行くのを決めた場所です。
布引観音観音堂、すごい迫力です。
この古い建物が、今もなおこの断崖に建っているのが不思議なくらいです。
また、こちらの建物に実際に入れることが、また、素晴らしいです。

もっと拡大して見てみたいですよね。
こんな感じの建物です。
断崖絶壁に建つ観音堂の足がとても長いです。
このような細い足で、どうやって全体を支えているのでしょうか。
拝殿を支える12本の太柱は6丈8尺(20.6メートル)の高さだそう。

観音堂へ行ってみましょう。
行く途中には、こちらのように岩を削ったような場所にはめ込むようにお堂がありました。
そして、岩をくりぬいた道を通り、観音堂に向かいます。

観音堂に着きました。
朱色の柱が、とても美しいです。

こちらの奥に、本尊聖観世音(しょうかんぜおん)・左に十一面観音・右に馬頭観音・百体の黄金色に輝く仏像群と宮殿が納められているそうです。

こちらの赤い穴から、中を覗くと、確かに布引山の提灯や、黄金色の沢山の仏像、観音様らしき姿を見ることができました。

布引観音観音堂から見える風景。
木々の間から、川と町が見えていました。
そして、観音堂のある岩のいかつい感じが伝わるでしょうか。

こちらの観音堂の下には、沢山のお賽銭らしきお金が落ちていました。

とても素敵な場所でした。
「牛にひかれて善光寺参り」には、「思ってもいなかった出来事や、周りからのはからいによって、自分が良い方向へ導かれること」という意味があるそうです。
もし、長野に行かれることがあれば、こちらの布引山釈尊寺、布引観音観音堂に行ってみられてはいかがでしょうか。
私達も、なんだかいい方向に、導いていただけるかも。

崖の中腹の高いところにある祠で、人が入れる場所は少ないので、ぜひ行ってみてね。
長野旅の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また‼
<長野旅2日目の車中泊場所と観光ポイントの記事>
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