令和6年4月に九州を車中泊でまわっていた時に、歩いた藤河内渓谷。
私は全く名前も知らなかったのですが、歩いてみると、とてもいい所、ご紹介しますね。
私が気に入ったのはこんな風景です。
白く巨大な花崗岩に甌穴が出来て、それがいつのまにか青い水をたたえた、このような風景を作ったようです。
すごいです!出来れば天気の良い日に見に行くと、水の青がさらに美しいかも。
藤河内渓谷基本情報
祖母・傾山系の夏木山(1,386m)に源に、水源の観音滝から藤河内集落までの分流を併せて約8km続く「藤河内渓谷」。いたるところに臼状、渦巻状、瓢箪状、流線状などの花崗岩の甌穴群があり、すばらしい景観を呈しています。巨大な花崗岩の一枚岩を、桑原川が長い年月をかけて刻んでできた景観です。
引用:藤河内渓谷(ふじがわち) 巨大な一枚岩を刻む大自然の息吹/佐伯市観光ナビ
https://www.visit-saiki.jp/spots/detail/4e75ef9f-fc32-4507-ba00-d9a0353b7755#:~:text=%E8%97%A4%E6%B2%B3%E5%86%85%E6%B8%93%E8%B0%B7%E3%81%AF%E3%80%81%E7%A5%96%E6%AF%8D%E3%83%BB
藤河内渓谷(ふじがわちけいこく)
住 所: 大分県佐伯市宇目大字木浦内
駐車場:10台
駐車場の情報
第一駐車場は、千枚平のすぐ上にあります。
駐車台数は約10台くらいです。
あまり多くは止められないですが、私達の行った4月の午前8時頃では、私達だけでした。
トイレの状況
トイレは、第一駐車場にあります。
可愛い建物のトイレです。
中も清掃されていて、そこそこ綺麗です。
水洗ではありませんが、洋式トイレの形なので、利用はしやすかったです。
中はバイオトイレとかではないので、昔懐かしの例のトイレです。
トイレットペーパーもありました。
藤河内渓谷観光時の車中泊場所
この日は、こちらの場所を観光するために、道の駅宇目にお世話になりました。
車中泊しやすく、夜間もゆっくり休めました。
道の駅 宇目
住 所:大分県佐伯市宇目大字南田原2513−5
電 話:0972‐54‐3090
駐車場:普通車138台 大型車12台
また、藤河内渓谷の観光後にこちらで中華ランチしました。
この唐揚げらしき匂いが、建物の外までしていて、誘惑されるお店でしたよ。
味も美味しかったです。
道の駅宇目から藤河内渓谷までは、車で約30分となっています。
朝いちばんに訪問するには、ちょうどいい場所だと思います。
詳細は、下記の記事にまとめています。
藤河内渓谷の観光スポット
こちらが藤河内渓谷の案内看板になります。
藤河内橋を中心に、上流は沢登り、下流はキャニオニングの区間になっています。
私たちは両区間の遊歩道を歩いてみました。
第一駐車場(千枚平)から上流部分(曙平まで)
①~⑩の区間
所要時間(往復) 約1時間50分
千枚平から下流部分(エメラルド淵近くまで)
①~⑥の区間
所要時間(往復) 約1時間
所要時間は、私達夫婦がのんびり歩き、写真を撮りながら歩き回った時間になります。
遊歩道から景色を楽しむ場合は、下流のキャニオニング区間が、私はおすすめです。
時間的にも短い距離に見所詰まっていて、近くで川を楽しめる景色でした。
もちろん上流の良さもあるので、時間があれば両方楽しめるのがいいですね。
第一駐車場から上流の遊歩道
第一駐車場(千枚平)から上流部分(曙平まで)
こちらの遊歩道は、整備されていて、歩きやすいです。
ただ、雨の後などはぬかるんだ場所もあり、途中から山道になるので、靴はトレッキングシューズがいいと思います。
「千枚平」は、かなり広く、河幅広いため、水位も低めです。あちらこちらの岩の間に小さな流れがある感じです。
夏の水遊びにピッタリの場所に見えます。
駐車場から近く、いろんな流れの水場があるので、気軽に水遊びができますね。
その川沿いを進むと、一旦、車道に上がります。
そして、観音滝方向の遊歩道に進みます。
この入口には、小さな小屋(?)があります。
こちらに、カウンターがあるので、押してから、遊歩道に進みます。
こちらの入口横の道から見える風景が先ほどの写真の位置です。
小さな滝のような流れの連続で、迫力がある風景です。
沢登り区間というのもわかります。
沢の横を進む遊歩道はこんな感じです。
土のところもあり、そこは少しぬかるんでいました。
さあ、次は千枚平から約10分で、こちらの「おうけつ谷」になります。
道は、整備されていて、歩きやすいです。
この上から見える白い岩のおうけつと、透明に近い青の水の色に、とても感動します。
青色が好きな私は、毎回渓谷歩きで、水の色の魅力に引き寄せられてしまいます。
先ほどの整備された道に比べ、この先は山道になっていきます。
このような道なので、靴はトレッキングシューズとかがいいですね。
次は「百枚平」です。
最初の「千枚平」の小規模版のようですね。
やはり、平たい岩の上の水の流れを楽しめる場所です。
でもこちらは、強い水の流れを感じれる場所もありました。
迫力のある水の流れです。
次は山道を進みます。
途中に、流れを横切って、木の橋を渡る場所があります。
手すりもないので、気を付けて渡ってくださいね。
次の「観音小滝」の看板が出てきました。
でも、どこに観音小滝があるのかわかりません。
少し降りると、上から見る小滝のような場所ありました。写真撮れなかったので、また、案内板の写真見てみてくださいね。
私はこのスポットが気持ちよかったです。夏なら、水に入りたいなあ。
次は「曙平」です。
千枚平から約40分とありましたが、私達はのんびり歩きすぎたのか約60分ほどかかりました。
流木がありました。
こちらも広い空間です。
アケボノツツジが咲く場所だそうです。
こちらの花が咲いていました。
花に疎くて、これがアケボノツツジかは、わからなかったです。
こちらで、いったん、同じ道を第一駐車場まで戻りました。
第一駐車場から下流の遊歩道
千枚平から下流部分(エメラルド淵近くまで)
今度は駐車場から下流部分の遊歩道です。
上流よりも遊歩道として歩きやすくなっていますが、後半のうろこ平からエメラルド淵に行く道が、川を横切ったり、岩の上を歩く場所などあり、靴底しっかり目のものがいいと思います。
私達も、登山靴(ローカットくらい)で行きました。
見どころのスポットが比較的短い区間に集まっているので、観光しやすいです。
でも、うろこ平からエメラルド淵まで行く場合は、少し距離があるので、ご注意ください。
こちらも出発は、千枚平からです。
その横にある遊歩道の入口から出発です。
深く削られた岩の甌穴を流れる深緑色水がとても美しいです。
岩の穴の深さで色合いが変わります。
下流の最初は、千枚平からですが、その次は「ひょうたん淵」です。
最初「どこだ?」と探しましたが、よく見ると、「ひょうたん」そのもの。
思わず笑ってしまいました。
よくこんな綺麗な形になりました。
次の場所に行くまでに見える渓谷美も、名前がない場所でも、凄すぎます。
白い岩にたたえられた水の色に、感動してしまいます。
次の地点まで、歩きやすいですが、枯葉たっぷり積もった道を歩きます。
次は「おおどいこどい」です。
ひょうたん淵のすぐ近くで、歩いていくとすぐに、わかる場所です。
はい、こちらです。
すでに、遊歩道から雰囲気見えていました。
でも、あれだけあった流れが、なぜこんなことになったのでしょう。細すぎますよね。
不思議です。
そして次の「うろこ平」です。
ひょうたんも分かりやすかったので、こちらの「うろこ」も分かりやすいはず。
こちらは、2つの流れが合流する場所でもあり、わりと広い場所になります。
岩の上を歩くこともできます。私たちは、水量をみて流れをまたいだり、岩の間を跳んで、もう一つの川の流れの方にも行くことができました。
(もし、流れをこえる時は安全に注意してくださいね)
二人で「うろこ」探しをしました。
その場所の岩たちが、水の流れに削られてか、波打ったような岩の形になっているので、それが「うろこ」ということかなと思いました。
次は、「エメラルド淵」を探しに行きました。
こちらは遊歩道というはっきりした道はなく、川の横の岩の上を歩いて移動しました。
藤河内渓谷の案内板をよく見ると、⑤「エメラルド淵」は、「うろこ平」を渡った、別の川の流れ(うろこ平で合流してくる川の上流側)になるようでした。
そこで、そちらに移動します。
その川沿いを上流に向かって歩きます。
(写真は帰りに撮ったものです。)
本当の川沿いを進むので、十分気を付けてください。
これ以上は進めそうにないかな?という場所まで来ました。
すべりやすい岩の上を歩いて、4月の水に落下するのは避けたです。
ということで、今回は、できるだけ近くにより、何とか写真に「エメラルド淵」納めました。
右の木に青い看板があるので、たぶんこちらでしょう。
他に道がわからなかったのですが、ちょっと行きにくい場所なので、お気をつけください。
最後に「おもいで橋」です。
こちらの橋から、渓谷全体を見渡すと、本当に綺麗です。
ゆっくり渓谷を楽しめた充実した気分になりました。
藤河内渓谷の観光後の温泉
渓谷を歩くと汗もかきます。温泉に入りたいですよね。
ということで、こちらの温泉に行きました。
藤河内湯ーとぴあ
住 所:大分県佐伯市宇目木浦内1297
電 話:0972-54-3938
営業時間:
(4月~11月)10時半~17時
(12月~3月)10時半~16時
定休日:木曜日
入浴料:大人 530円、小人 310円
藤河内(ふじがわち)湯ーとぴあ 佐伯市観光ナビ ☜
※こちらにお風呂内の写真もあります。
こちらの温泉にうかがいました。
内風呂ひとつの小さなお風呂なので、キャンプ場の普通のお風呂だと思っていました。
調べてみると「藤河内渓谷の花崗岩から湧出する冷泉をを利用した鉱泉」とのことで、温泉でした。
私達が行った時には、入浴者は誰もおられず、ゆっくり温泉を堪能しました。
藤河内渓谷の観光の感想
今まで、いろいろな渓谷を歩いてきましたが、このような甌穴で作られた流れの風景は初めてでした。
また、白い花崗岩が、さらに渓谷の水の色を映えさせています。
私達は、最初綺麗な場所ということだけ見て、渓谷に来たので、何もわからず現地の案内板を写真に撮って、歩いてみました。
行かれる時には、佐伯市観光ナビのホームページの「藤河内渓谷八景」のマップを持参されると、歩きやすいかもしれません。
また、渓谷歩きになり、時に岩の上を歩くこともあるので、滑らない靴で行かれるといいと思います。
上流・下流どちらの道にも良さがあるので、時間が取れれば、両方を見れる場所を見て歩かれるのも楽しいと思います。
ぜひ、天気のいい日に、実際の渓谷の緑と、甌穴にたたえられる深緑の水を見に行ってみてください。お薦めします。
いろいろな渓谷を見てきたけど、この景観はぜひ一度見てほしいおすすめの渓谷だよ。
日本でもこういった所は珍しいのでは?
いかがでしょうか。
九州旅行の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また!!
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