令和7年6月に行った伊豆車中泊旅の時に、行きたかった場所「浄蓮の滝」です。
お手軽に行ける滝で、夏に涼しいスポットでした。
滝の風景とともに、浄蓮の滝について、ご紹介です。
浄蓮の滝 基本情報
浄蓮の滝
住 所:静岡県伊豆市湯ヶ島892-14
営業時間:24時間可能
入場料:無料
駐車場:無料 平面
売店 8時30分〜16時30分
食堂 10時30分〜15時 (※ラストオーダー14時30分)
定休日 火曜日
駐車場の状況

こちらには、かなり広い駐車場があります。
平坦で停めやすいです。
トイレの状況

綺麗な公衆トイレが、駐車場付近にありました。

中の個室も、洋式水洗トイレがあり、綺麗に清掃されていました。
売店や食堂

駐車場を囲んで、売店や食堂がありました。
観光センター内にはレストラン「せいろ亭 花」があり、「わさび丼」やカレー・蕎麦・うどんなどがありました。
浄蓮の滝の観光所要時間

私達は、6月の平日、8時すぎに浄蓮の滝を見に行きました。
ゆっくり見てまわっています。
所要時間 約40分
ただ、滝までは階段で、すぐに行けるため、全体所要時間 約30分(階段下り5分、登り10分含む)みておけばいいように思います。
浄蓮の滝の観光ポイント
駐車場から滝までの間を、順番にご紹介します。
<ポイント1>伊豆の踊子像

駐車場から浄蓮の滝を見に行く入口に、伊豆の踊子像が建っています。
伊豆の踊子は、川端康成の小説です。
小説の冒頭に天城峠が出てきます。
映画なら、私は、山口百恵さん、三浦友和さんの伊豆の踊り子を見た世代です。
短い時間の中に、出会いと別れ、そして青年期の複雑な思いや、初々しい感情みたいなものを感じますね。
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<伊豆の踊子>
孤独から逃れるため伊豆へ一人旅に出た青年が、旅芸人一座と出会い、一緒に旅をします。
素朴で清純無垢な踊子に接することで、青年の心が癒されるけれど、同時に二人には社会的な格差があり、短い出会いであり、別れとなるお話。

像の前を通りすぎると、ここから滝を見る展望台があります。
階段があるので、階段がつらい人は、こちらから滝を見ることができます。

ただ、木におおわれていて、あまり見えませんでした…。
<ポイント2>女郎蜘蛛伝説

こちら、階段を降りる手前に、案内看板があります。
とても長いお話になっているので、興味がある方は、お読みになると、面白いと思いますよ。

「滝壺の主 女郎蜘蛛の伝説」
むかしきこりが、落とした鉈を探しに滝つぼの中に入ると美しい女性と出会う。
その女性と姿を見たことを、人に話さないと約束をします。「滝の主は女郎蜘蛛だ」と村人から聞き、恐ろしさを感じます。
その後、違う山に行っていた木こりが、その村に戻って来た時に、胸につっかえていたその出来事を話してしまいます。
そして、そのきこりは深い眠りについ
て、二度と起きなかったそうです。
なんか雪女っぽいですね。

建物の横を通り過ぎていくと、階段があります。
こちらが、下り5分、登り10分の階段ですね。
足がお悪いと、ちょっと辛いかもしれません。
<ポイント3> 浄蓮の滝

やっと出てきました、浄蓮の滝です。
こちら、落差は25mで、幅は7m、滝壺の深さは15mです。
浄蓮の滝は天城山中では最大の滝といわれているそうです。

この水流の激しさに、迫力を感じます。
しかも滝つぼに
「ドドオッー」
と、流れるさまが、身も心を洗われるような気分になります。
滝のまわりが涼しいことも関係するのでしょうか。
滝の名前の持つイメージの影響でしょうか。
「浄蓮」という言葉にやられてしまいます。


「浄蓮」って、言葉のイメージが強いんだけど。
「浄蓮の滝」の名称は、かつて滝の近くにあった浄蓮寺に由来するとされているそうです。
「浄」という字は「よごれや穢れを洗い流し清らかにする」という意味。
また、「蓮」は泥の中からでも美しい花を咲かせることから、仏教では、俗世間の煩悩に汚されずに清らかな花を咲かすことが仏の姿と説くそうです。
<ポイント4> 天城越え

この滝を見る場所のすぐ近くに、石川さゆりさんの歌った「天城越え」の歌碑があります。

「天城越え」を作る時に、城湯ヶ島町(現・伊豆市)の温泉旅館・白壁荘に曲の関係者が泊り、作詞の方は近隣を散策し、この歌詞を作ったそうです。
あんなドラマチックな歌詞ができる背景が、この地域の雰囲気にもあったのでしょうか。
<ポイント5> わさび田

浄蓮の滝を堪能し、女郎蜘蛛伝説や天城越えなど、いろんな背景を楽しみ、滝から後ろに振返ると、今度は川の流れの横に、わさび田が広がります。
こちらは、明治時代から続く伝統農法「畳石式」のわさび田だそうです。

早朝の鮮やかな緑色が広がっています。

自分たちの住む場所は、今年は6月でもすでに暑くて、毎日、私達もひいひい言ってますが、この場所は、何と涼しげな風景。


この日は開いていませんでしたが、わさび田に売店もあります。
生わさびも買えそうです。
<そのほかのポイント>

早朝すぎたのか、定休日だったのか、わさび系のグルメが食べれませんでした…。残念。
わさび豚まんや、わさび丼、どちらか食べたかったです。
もし、行かれたら、試しに食べてみてはいかがでしょうか。
浄蓮の滝 観光時の車中泊場所

道の駅月ヶ瀬
住 所:静岡県伊豆市月ヶ瀬78-2
電 話:0558-79-3977
営業時間:
(2階物販スペース)9時~17時
(カフェエリア)10時~16時
(1階レストラン)10時~17時
※ラストオーダー16時
駐車場:59台
道の駅月ヶ瀬HP ☜

駐車場に少し傾斜がありますが、傾斜を車の前後にとれば、わりと快適に車中泊ができました。
施設が新しく、川のそばにあるので、気分も少しあがる道の駅でした。
道の駅伊豆月ヶ瀬の車中泊の情報は下記にまとめています。
ということで、浄蓮の滝をご案内しました。
カラオケの定番「天城越え」を歌いながら、いつか行ってみたかった場所。
つい、力説してしまいました。いい場所でした。

石川さゆりさんの「天城越え」を聞いて、ぜひ行ってみたかった。
滝周辺は、あきらかに気温が低く、おもわず「涼しい!」って、声が出たわ。
伊豆半島旅の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また‼
<伊豆半島旅の観光記事>



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