令和5年10月に剣山に登りました。初心者でもリフトを使うと安心して登れる山です。
紅葉の綺麗な道を歩いたので、ルートをご紹介します。
また、登山前夜はリフト乗り場すぐ近くで車中泊したので、その情報もお伝えします。
登山口での車中泊場所の様子
トイレの状況
リフト乗り場からのおすすめ登山ルート
私達の実際のコースタイム
等、お伝えしますね。
剣山基本情報
剣山の位置と登山口からのモデルコースタイム
所在地:徳島県美馬、三好市、那賀郡那賀町、
標 高:1955m
コースタイム:剣山‐大劒神社周回コース
※往復リフト利用の初心者向けコース
タイム 1時間29分
距離 2.4㎞
標高差 257m
<出典:YAMAPモデルコース 剣山‐大劔神社周回コース>
(最終アクセス:令和5年10月26)
<リフト乗場西島駅付近にある案内看板>
今回の私達夫婦は、人の多さもあり、モデルコースとは違うコースを歩いています。
10:06 西島駅(リフト乗場)
10:28 尾根道 刀掛けの松(右に曲がり大劒神社方面へ)
※尾根道:写真のイラストの駅から剣山本宮に向けてまっすぐ登っている道
10:52 大劒神社 剣道を頂上へ
※剣道:写真のイラストの右から2番目の道 駅から大劒神社を経由して頂上に登る道
11:20 剣山本宮
11:40 剣山山頂
12:24 遊歩道 二度見展望所方面へ下山
※遊歩道:写真のイラストの1番右側の山の端の道
12:52 二度見展望所 分岐
13:30 西島駅(リフト乗場)
< 所要時間(休憩含め) 3時間24分 >
剣山観光登山リフトを使って剣山登山
車中泊場所 剣山見ノ越第一駐車場
アクセス
徳島自動車道 美馬ICから国道192号線・国道438号線を経由、見ノ越登山口へ
剣山の駐車場の情報
見ノ越第一駐車場は、剣山観光登山リフトのすぐ近くの駐車場になります。
今回は、こちらで車中泊をしました。
少し傾斜がありますが、車中泊ではあまり困らない程度です。
また、リフト乗り場の2階建て駐車場もあります。こちらでも以前、車中泊したことがあります。
高さ制限(2.3m)があるため、2階の駐車場で車中泊をしました。
傾斜もなく、車中泊しやすかったです。
ただ、トイレが階段を下りたリフト乗り場のトイレを利用する必要があり、少し面倒でした。
だいたい両方合わせて200台くらい停められます。
今回は、紅葉シーズンのため、平日(火曜日の夜)でも夜間にはすでに停まっている車が多かったです。朝8時頃にはいっぱいで、下の駐車場を案内されていました。
駐車場にトイレはある?
見ノ越第一駐車場(平面)は、公衆トイレがあります。
トイレは、とても綺麗です。
水洗洋式トイレです。トイレットペーパーも完備です。夜間、照明もつきます。
立体駐車場側は、2階に停めると、階段を下りて1階にあるリフト乗り場のトイレを利用します。
夜間利用する場合は、少しだけ距離を感じますね。
私達的には、トイレの近さからは、見ノ越第一駐車場公衆トイレ近くが、車中泊しやすかったです。
剣山のお勧めポイント
リフトを利用して楽しく山頂に行くことができる
剣山観光登山リフト
営業期間:4月中旬~11月末
営業時間:
(平常時)
9時~16時30分
(10月土日祝・GW・8月1日~8月31日)
8時~16時30分
料金:(往復)大人1900円 小人900円
(片道)大人1050円 小人520円
剣山には剣山観光登山リフトがあります。
そのため、初心者でも剣山山頂まで、簡単に行くことができます。
また、山頂でゆっくり過ごしたり、次郎笈まで足をのばすために、リフトで時間短縮を図ることも可能ですね。
登山道はとてもわかりやすい道でしたよ(今回のルート)
剣山は、登山道が何種類かあります。全体のルートに関するマップがあれば、分かれ道の案内板に従って進むと、ほとんど迷うことなく頂上まで登ることができると思います。
ただ、気象条件によっては、霧やモヤが出て、方向性を見失うと怖いので、地図やGPS、コンパスなどの携帯があるといいと思います。
登山道は歩きやすく、急な場所や登りにくいと感じる場所はありませんでした
剣山の登山道はいくつかあります。
上級者向け「行場コース」は、急な岩場などがあるそうですが、今回私達の行った登山道は、特に険しい道はありませんでした。
リフト「西島駅」→「刀掛けの松」→「剣山本宮」までの道は階段が多い印象があります。
(以前登山したコースです。)
今回のルート(西島駅→尾根道で「刀掛けの松」→大劒神社→剣山山頂→遊歩道ルートで下山)は、特に急で登りにくい道はありませんでした。
とても歩きやすい道で、初心者でも登ることができる登山道でした。
紅葉がとてもきれいな お勧めルートは「遊歩道」
今回は、人が多かったため、「刀掛けの松」から、右折して「大劒神社」方向に抜けました。
この道は、尾根道よりも歩いている方が少なく、少し細いですが、紅葉の中をくぐり抜ける道になっていて、とても綺麗な紅葉を見ることができました。
その後、大劒神社から剣道を登って山頂に行きました。
また、帰りは、「遊歩道」と呼ばれる1,980m約80分の道を歩きました。
知らない道だったので、不安でしたが、道は分かりやすく、大劒神社の岩を遠くから見れるとても楽しい道でした。
こちらから登って来られる方も何組かおられましたが、尾根道よりも少ない様子でした。
下山者も少なかったです。
紅葉もとても美しい道で、お勧めの道になります。
山頂からの眺めがすばらしい 「次郎笈」見てね
私達が行った一度目は、山頂はモヤだらけの真っ白。木道を歩き回って、何も見えず、全然剣山の素晴らしさがわかりませんでした。
しかし、数年ぶりに行った剣山は素晴らしかったです。
紅葉もいいですが、山頂の見渡せる風景は、とても素敵でした。
また、剣山から見える次郎笈の素晴らしさ。
次回は、剣山から次郎笈をまわって見たいと思いました。
剣山山頂では木道テラスが設置されているので、そちらでランチされている方も沢山おられました。ゆっくり過ごせる山頂ですね。
トイレが整備されているから安心
出発点になる見ノ越第一駐車場にもトイレがあります。
山頂にも立派なトイレが設置されています。
そのため、ゆっくりと山頂で時間を過ごせます。
トイレは、協力金は一人当たり100円程度入れるようになっていました。
山頂にトイレがあるのは、とてもありがたいですから、感謝です。
剣山の注意点
駐車場の混雑(特に紅葉シーズン)
紅葉の季節は、駐車場が朝8時には満車になっているので、登山計画時には、到着時間も注意した方がよさそうです。
リフトから見ていると、路上駐車の車も多かったです。
夜間は、立体駐車場もあるので、満車になることはなさそうでした。
登山の服装・靴
私たちは10月中旬の登山でした。
天候などで体感温度が変わりそうです。
事前に、服装の準備はしっかりとしておいた方がよさそうです。
私達は、「ドライレイヤー」「長袖Tシャツ」「半袖Tシャツ」「長ズボン」で登り、山頂で「ヤッケ」を着るという感じでした。
晴れていたので、それで十分対応できました。
靴は、ミドルカットの靴で行きました。
【体験記】シニア夫婦の剣山登山
登山前日、19時30分頃に見ノ越第一駐車場に到着しました。周りは、もう暗いです。
一昨日の石鎚山登山の疲れを考えつつ、登山するか悩んでいる間に、出発は9時45分になってしまいました。
往復リフト利用で、剣山山頂を見に行くことにしました。
リフトから見る紅葉が、すでにとても綺麗です。
西島駅を出発して、登山道を登っていきます。
平日とはいえ、紅葉シーズンで人が多いです。
登山道は、「刀掛けの松」までは、階段が多かったです。
とても綺麗な山並みと紅葉
「刀掛けの松」が分岐点になっています。
尾根道ルートは人が多かったので、私たちはここで「大劒神社」方面へ向かうことにしました。
この道は、横に移動する道のようで、あまり傾斜も少なく気持ちよく歩くことができました。
そして、この道は、紅葉の中を歩いたり、山の斜面の紅葉が楽しめたり、とても美しい道でした。
歩きやすい道でもあり、とても楽しく歩くことができます。
大劒神社です。
岩の大きさに圧倒されます。
大劒神社から剣道を登っていくと、見通しのいい道になり、まわりの眺望を見ながら登っていくことができます。
剣山本宮です。
剣山の山頂は、比較的なだらかで、いろいろな場所から山頂の山並みを楽しむことができます。
剣山山頂です。一応、ここで記念撮影しました。
「次郎笈」です。雄大ですね。
今度は、ぜひ行ってみたいです。
帰りは遊歩道コースを下山します。
このコースはとても良かったのでお勧めです。
剣山山頂から「二度見展望所」方面へ下山します。
このような綺麗な紅葉の道を下っていきます。
途中、大劒神社を後ろから見ることができます。
本当に大きな岩ですね。
何度も美しい「次郎笈」を見ながら下山です。
紅葉に、山々を見渡せる道、いろいろな風景を楽しませてくれる道でした。
西島駅で再度リフトを利用して下山しました。
剣山登山の感想
数年前に一度登った剣山でしたが、白い靄に包まれて、何も見えなかった山でした。
一度登ったので、特に印象もないから、もういいかなと思っていました。
今回、晴天の中、紅葉シーズンに登ったら、山の印象が一変に変わりました。
綺麗で、眺望があり、帰り道に通った遊歩道は素敵でした。
リフトを使うと初心者でも登れる山です。ぜひ、機会があれば、登ってみられてはいかがでしょうか。お勧めしますよ。
車中泊登山としては、場所・トイレ・登山規模のバランスが、シニアにとってとても良かったなあ。
ただ、ここに来るまでの道が国道439号線(ヨサク・酷道と呼ばれている)なので、予定時間の倍はかかるのでご注意を。
ではでは、また!
<四国の百名山登山の記事>
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