令和5年10月に紅葉目当てで、石鎚山に行ってきました。前泊を登山口で車中泊し、ゆっくりと土小屋から登山したので、車中泊場所や土小屋ルートの情報をお伝えします。
石鎚山の基本情報
石鎚山の位置と登山口からのコースタイム
所在地 愛媛県西条市、上浮穴郡万高原町
標 高 1982m
コース 土小屋コース
タイム 04:33
距 離 8.5
のぼり 767m
くだり 767m
<出典:YAMAPモデルコース 土小屋コース>
(最終アクセス:令和5年10月21日)
私達の場合は、土小屋登山口から計測しています。(計測:YAMAP使用)
登山時間 6時間
距離 8.7km
標高差 727m
ペース 平均
(90%~110%ペース)
8時5分 土小屋登山口
10時7分 二の鎖元小屋
10時49分 石鎚神社
11時41分 出発
11時58分 二の鎖元小屋
14時5分 土小屋登山口
土小屋登山口から石鎚山登山
車中泊場所 土小屋駐車場
アクセス
愛媛県松山方面から:
松山自動車道「松山IC」から国道33号、県道12号を久万高原方面へ。石鎚スカイライン(無料)を通り土小屋駐車場へ
※石鎚スカイライン通行可能時間は下記HPでご確認ください。【冬季閉鎖】12月1日から3月31日
愛媛県庁HP「石鎚スカイラインについて」 ☜
愛媛県西条市方面から:
松山自動車道「西条IC」から国道11号、194号経由で旧寒風山トンネルでUFOライン(瓶ヶ森林道)(無料)を通り土小屋駐車場へ
※UFOライン【冬季閉鎖】11月末から4月中旬
土小屋駐車場の情報
土小屋登山口付近の駐車場は数か所あります。
こちらは、石鎚神社土小屋遥拝殿下のロータリー付近の駐車スペースです。公衆トイレに一番近い場所のため、車中泊車が多く駐車していました。
今回の紅葉シーズン(日曜日の夜)では、19時頃にはいっぱいになっていました。
若干傾斜はありますが、特に車中泊に支障はありませんでした。
※写真は登山当日の駐車スペースの状況
土小屋テラスから100m離れた場所に、土小屋駐車場があります。
トイレから離れる場所ではありますが、こちらにも19時頃には車がありましたが、まだ十分駐車できる状況でした。
土小屋駐車場付近のトイレ状況
公衆トイレは無料で利用できます。
とても綺麗な洋式水洗トイレでトイレットペーパーも常備されていました。
また、夜間でも照明がつくので安心です。
ただトイレまでの道には照明がないため、電気持参がいいでしょう。
石鎚山のおすすめポイント
登山道が整備されてわかりやすい
石鎚山を初心者が登るのであれば、土小屋ルートはおすすめです。なだらかな尾根歩きが多く、登山道も木道や階段など歩きやすく整備されています。
また、登山道の案内板がきちんと整備されています。
登山道のルートや、残り距離が明示されているので、見通しが立てやすく、迷いにくい道です。
(モヤが出る、暗くなると方向がわかりにくくなるのは注意です。)
登山道の随所で眺めのいい場所がある
笹に覆われた山の斜面や、遠くの山並み。
紅葉シーズンも綺麗ですが四季を通じて、山中の眺めはよさそうです。
途中、山の岩肌に見える木々の風景も綺麗でした。
初心者から上級者までルートを選べる
石鎚山といえば、鎖場のイメージですね。
土小屋ルートから登っても、二の鎖・三の鎖が出てきます。
鎖場に向かう人々もいますが、自信がない・体力がない人は、迂回路を選ぶことができます。
迂回路といえど、急な階段を昇降するため、結構体力をつかいますよ。(修行になります。)
山頂の天狗岳の圧倒的な美しさ
弥山から見る天狗岳。美しいです。
また、岩に向かう人たちの姿を見るのも楽しいものです。
天狗岳の上で立つ人々の姿は、憧れてしまいますね。
石鎚山はトイレがしっかりしている
石鎚山は初心者が登ると時間のかかる山です。
おトイレ事情も考えておく必要があります。
登山口(土小屋駐車場付近のトイレ)と二の鎖下の鳥居のある場所に、トイレが設置されています。
2の鎖下のトイレは、100円で利用できます。
トイレを使用した後に、ペダルで水を流すタイプです。
トイレットペーパーは常備されています。
石鎚山の山頂には公衆トイレがないため、登山口と二の鎖下の公衆トイレを利用するといいでしょう。
石鎚山(土小屋)の注意点
紅葉シーズンは、平日でも天気が良いと、駐車スペースがいっぱいになります。到着時間に気を付けて計画をするといいと思います。
下山時の14時頃は路上駐車も見られていました。
石鎚山は修行の山で、鎖場が存在します。
長い鎖場になっているので、自分の体力と相談してチャレンジするか決めた方がよさそうです。
二の鎖を登った方が、かなりしんどかったと話されて、三の鎖を回避されていました。
体力に合わせてチャレンジするのがよさそうです。
服装は、今回10月だったので、こんな感じです。
下にドライレイヤー着て、長袖Tシャツと半袖Tシャツの重ね着で登りました。
出発時は出だしだけ、ヤッケを着てました。
また、山頂では、フリースとヤッケを重ねて着てましたが、夫さんはヤッケだけ着用で寒くなかったそうです。
お天気で陽が差していたこと、風があまり強くなかったためと思います。
靴は、登山に対応した靴がいいです。
土小屋ルートといえど、鉄の階段や、根っこの出た道、岩ごろごろの道などあります。
底の滑りやすい靴は危ないです。
私達は鎖回避だったため、しっかりとした靴で大丈夫でした。
トレッキングポールは、私達は結構つかいました。
鎖回避の階段では、手すりを握って登り下りした方が安全なので、めんどくさくなければ、しまう方がよさそうです。
(結構ストックの先が、つなぎの網目の板にはまってしまいました。)
ただ、登山道では、下山時に下を見るとふらつきを感じる場面もあり、トレッキングポールがあると安定しました。(加齢によるものかな。)
初心者中高年にはトレッキングポールは大切な道具ですね。
日帰りではありますが、山に入っている時間も長いです。十分な水や行動食などを確保しておく方がいいですね。
また、途中雨が降ってくることがありました。
その時はすぐにやみましたが、防寒を兼ねて雨具を準備しとく方がいいでしょう。
山の天気は変わりやすいですね。
【体験記】シニア夫婦の石鎚山登山
土小屋登山口周辺の駐車スペースに夕方19時に到着。10月なので、もう周りは暗く、駐車スペースの状態もはっきりわからない状況でした。
車の中で、晩御飯を食べ、少し動画を見てから就寝しました。
朝は7時起床、準備をして8時には出発します。
この駐車スペースから登山口までは、歩いて5分ほどで近いです。
まずは、緩やかな道を歩きます。
木々の間を気持ちよく歩けます。途中に、木道が出てきます。
笹が出てくるころから、登りが多くなってきます。
でも、まわりは、開けてとても綺麗な景色です。
石鎚山頂まで1.6㎞の案内板。トイレまで1㎞が、二の鎖下の公衆トイレのことです。
こちらの鳥居を超えるとトイレがあります。
二の鎖と、迂回用階段の分かれ道があります。さっとん夫婦はもちろん二人とも迂回用の階段を行きます。
階段でも登りはかなりしんどかったです。
一歩ずつ登るので、時間がかかりました。
また、トレッキングポールの先が網目の板に、何度もひっかかりました。
階段付近では使わない方が安全でした。
山頂に登ると「晴れてきた!」という声と、奥の岩場にみんなが登ってカメラを向けている姿が。
慌てて私達も岩場に行き、写真を撮ります。
天狗岳、素晴らしい景色でした。
山頂でラーメンを食べ、山頂山荘で登頂記念バッチを購入しました。
帰りの紅葉の綺麗さに、何枚も写真を撮りながら下山しました。
下山してから、土小屋テラスでソフトクリームを食べて、無事登山終了のお祝いをしました。
石鎚山の登山の感想
四国・西日本最高峰の山、鎖のある山と聞いて、とても緊張しました。
しかし、さすが百名山、土小屋ルートの登山道はきちんと整備されていました。
初心者でも装備をきちんと整え、時間をかけてゆっくり登れば、弥山まで行けると思います。
天狗岳は熟練の方しか難しそうで、登る人たちは、ヘルメット持参で来られていました。
歩いている途中でも、眺望のいい場所が何か所もあり、気持よく登れる山だと思いました。
また、トイレなどの整備もされていて、安心して登れる山でした。
石鎚山周辺の温泉情報
石鎚山付近とは言い難いですが、土小屋駐車場に向かう時に利用した温泉になります。
平日でも比較的利用者の多い温泉でした。
木の香温泉
住 所:愛媛県いの町桑瀬225‐16
電 話:088‐869-2300
定休日:火曜日
営業時間:11時~20時
※レストランは11時~16時30分まで
入浴料:大人700円
4歳~小学生500円
高齢者(70歳以上)500円
備 考:ボディソープ・リンスインシャンプー・ドライヤー有
駐車場:有 平面 無料
木の香温泉HP ☜
今回は石鎚山登山のお話でした。紅葉の美しさに見とれてしまい、足元がふらつくことが多かったです。皆様も、足元注意して鑑賞してくださいね。
岩の切り立った石鎚山は、昔から一度登ってみたかった山。
紅葉の天狗岳を間近に見られて、その美しさに感激したよ。
ではでは、また!!
コメント