令和7年10月に長野・群馬旅に出かけました。
その時に、信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用した、アプトの道の一部を歩きました。
眺めも楽しく、トンネルを歩く貴重な経験もできたので、ご紹介です。
アプトの道 基本情報
遊歩道アプトの道
所在地:安中市松井田町横川・坂本地内
時 間:通年・終日開放
(トンネル内の照明は午前7時から午後6時点灯)
所要時間:(往路)約6.3km、約125分 /( 復路)約6.3km、約96分
駐車場:碓氷湖(大型可)・めがね橋(大型可)・熊ノ平(大型可
アプトの道は、信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川駅~熊ノ平駅の間の約6キロメートルが遊歩道となっています。
<現地案内看板>

観光前の豆知識

アプト式って何?


アプトの道の起点になる碓氷峠鉄道文化むらに行くと、実際の鉄道の線路を見れるよ。
真ん中に3枚のラックレールが設置されていて、列車の歯車とかみ合って、急傾斜を登る力を出していたんだね。

アプトの道のある、横川―軽井沢間の鉄道ってどんな場所だったの?

こちらは、太平洋側と日本海側を結ぶ交通の要衝となる区間。
本州横断鉄道は高低差553mの横川―軽井沢間だけ、難工事になるため、最後まで残っていたそう。
明治26年開通となるよ。

当時は、標高差553mの急勾配を蒸気機関車で約80分かかっていたそう。
ちなみに、それまでは、碓氷馬車鉄道(明治21年)道路にレールを敷き、馬にけん引させる方法で、2時間30分かかっていたんだって。

アプトの道は、どんなところ?

碓氷線横川―軽井沢間の一部になる横川―熊の平間の6㎞が遊歩道になっているよ。
レールはないけれど、歩きやすい道を、ゆっくりトンネルやまわりの景色、眼鏡橋などを見ながら散策できるよ。

6㎞が長過ぎる場合は、途中の碓氷湖やめがね橋に、車を置いて歩くといいよ。
私達は、碓氷湖から熊ノ平まで往復歩き、ちょうどよかった感じ。

碓氷峠鉄道文化むらも行った方かいい?

ゆったりした場所で、鉄道の仕組みや碓氷線のことがわかって、私は面白かったよ。
昭和感を感じる場所だったな。
そして、中にある鉄道ジオラマが、とってもお気に入りになったよ。
よければ行ってみてほしいところです。

あと、めがね橋におられる現地無料ガイドさんの話も良かったよ。
この区間がなぜ急ぎ作られたかという歴史的な背景も含め、短時間で、この鉄道について教えてくれるよ。
アプトの道の 私達の実際の観光経路
前日に鳥居峠を歩いた私達、今回はアプトの道の一部分を歩くことにしました。
観光経路と所要時間
<アプトの道散策>
碓氷湖の駐車場(駐車)→ アプトの道へ → めがね橋(現地ガイドさんの説明を聞き、下まで降りてめがね橋を鑑賞) → 旧熊ノ平駅 → 碓氷湖駐車場
所要時間:2時間40分
<碓氷峠鉄道文化むら>
館内を見学、当時の実際の電車の展示なども見る
所要時間:1時間

散策2時間40分に、見学1時間で、私達はちょうどよい感じでした。
ゆっくり歩いて熊の平駅まで行くのは楽しかったですが、アプトの道は勾配の強い道のため、帰りの長く続く緩慢な下りに、少し足が疲れました。
碓氷湖駐車場

広くて、平らな駐車場です。
平日のため、駐車場は1~2台しか停まっていませんでした。
碓氷湖の周辺の散策路もあるようでした。
碓氷湖のトイレ

碓氷湖の駐車場には、トイレがあります。

水洗洋式トイレで、綺麗に清掃されているので、利用しやすいです。
碓氷湖からのアプトの道への入口

駐車場から少し、車道を戻って登っていくと、入口があります。
最初、碓氷湖の駐車場から直接アプトの道への入口があるのかと思って、かなり探し回りました。
わかりにくいので、お気をつけください。
アプトの道観光ポイント(碓氷湖から熊ノ平間)
緑に囲まれて歩く素敵な風景

天気のいい日に、緑に囲まれて歩くと、とても気持ちがいいよ。
夏はちょっと暑いかも。
秋は紅葉がとても綺麗だそうです。
JR東日本の「おとなの休日倶楽部」のCMにも、こちらの碓氷線が出てきます。
素敵な場所ですね。
廃線ウォークでトンネルの中も歩ける

歴史ある鉄道の廃線を散策するわくわく感。
そして、実際にはトンネルの中も歩くことができるよ。

照明が、トンネル内に輪を作り、独特な雰囲気があります。
トンネルの中の照明は、午前7時から午後6時まで点灯しています。
歴史的な建造物 めがね橋


碓氷第三橋梁、通称めがね橋です。
こちら200万個以上のレンガを使用した、国内でも最大のレンガ造りアーチ橋。
下から見て、この迫力が伝わるでしょうか。
やっぱり現地で見ないと伝わらないかな…。

このめがね橋のところに、無料の現地ガイドさんがおられて、短時間で、碓氷線のことや、当時の歴史的背景をご説明していただけます。
とても良かったです。
また、私たちは行けませんでしたが、碓氷湖までの道のりに、碓氷関所跡、丸山変電所があります。
素敵な風景が沢山あって、ウォーキングするには、とてもいい場所でした。
碓氷峠鉄道文化むら

碓氷峠鉄道文化むら
住 所:群馬県安中市松井田町横川407-16
電 話:027(380)4163(代)
営業時間:(3/1~10/31)9時~17時
(11/1~2/末)9時~16時半
※入園は閉園30分前まで
定休日:毎週火曜日(8月を除く)・12/29~1/4
入園料:中学生以上700円/小学生400円
駐車場:有 平面 無料

こちらでは、碓氷峠線の出来た経過から、廃線になるまでの経過や、走っていた列車について、知ることができます。
さきほどのアプト式の話や、実際のラックレールや列車の歯車なども見ることができます。
アプトの道を歩いてから見たせいか、なかなか興味深かったです。

また、大きな鉄道ジオラマでは、決まった時間になると、説明付きで、さまざまな列車が走ります。
これ、鉄道のことがわからなくても、なかなか楽しかったです。

そして、実際の列車たちを見ることができます。
複数の列車があるのですが、なかなか雰囲気がかっこよかったです。

展示車両の一部は、運転席に入って見学することができます。
この時に、熱く語っている来場者の方々がおられました。
きっと、貴重な場所なんだなと思いました。

そして、こちらの文化むらの横には、アプトの道の起点がありました。
こちらは文化むらに入園しなくても、入ることが出来ます。
また、文化むらのトロッコ列車が、3月~11月の土日祝日と8月のお盆時期に運行しています。
「文化むら」―「とうげのゆ」までの2.6㎞をトロッコ列車に乗って、アプトの道を行くのもいいですね。
アプトの道 観光時の前泊場所

新軽井沢駐車場
住 所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東42番地2
電 話:(問合せ先:軽井沢町観光商工係)0267-45-8579
料 金:下記 写真参照
駐車台数:普通車277台/大型バス10台

近くにスーパーもあり、便利な場所にある駐車場でした。
夜間、車中泊車も5台ほど見かけました。
24時間トイレもあります。
新軽井沢駐車場の車中泊情報は下の記事にまとめています。
シニア夫婦 アプトの道ウォーキング体験記
9:25 碓氷湖駐車場
朝に、新軽井沢駐車場を出発、車で碓氷湖に向かいます。
途中の道はちょうど峠道。
廃線になった場所を見ながら走り、碓氷湖到着。

アプトの道の入口がわからず、碓氷湖のまわりをウロウロ。
やっと、車道を少し上がった場所とわかり、アプトの道にたどりつく。

アプトの道は、歩きやすく、まわりの緑に癒される場所です。

第3号トンネルが見えてきました。
何だか、電気のせいか、迫力のある外観ですね。
碓氷峠にはトンネルが26個もあったとか。
かなり険しい道だったのですね。

トンネルの中も、趣のある感じですね。
夕方歩くと、ちょっと怖そうです。
YouTubeの「あいたの」さんがこちらに来た時も、りえもんさんが、トンネル怖がっていました。
10:09 めがね橋

こちら、明治25年12月完成のめがね橋です。

アプトの道から、結構な下り階段をおります。
帰りの登り階段を想像すると、めげそうになりますが、やっぱり見とく方がいいよねと、行くことにしました。

レンガ造りの美しいアーチが、印象的でした。
そして、めがね橋には、現地ガイドさんがおられ、お話をお伺いしました。

熊ノ平に向けて、歩いていきます。
途中、このトンネルの風景も、いい感じでした。
トンネルと緑の道を繰りかえしながら、熊ノ平駅に向かって歩きます。

11:03 熊ノ平駅 到着

こちらが、熊ノ平駅です。
単線であったため、上り列車と下り列車のすれ違いと、蒸気機関車の給水・給炭の目的で設置されたそうです。

ここがアプトの道の終点です。
ゆったりとした雰囲気の場所でした。

また来た道を引き返します。
帰り道が下りになって、道の勾配が地味に足を疲れさせました。
12:00 碓氷湖

めがね橋の地元ガイドさんの話や、熊ノ平駅の説明看板にありましたが、熊ノ平周辺は紅葉の名所で、文部省歌「紅葉」は、この周辺の紅葉を詠ったと言われているそう。
碓氷湖で、こちらの歌碑を見つけました。
12:13 碓氷峠鉄道文化むら

最初はいくつもりがなかったのに、アプトの道を歩くと、「アプトって何?」「どんな線路と歯車なの?」と興味がわき、見学に行きました。
いろいろなことが分かって楽しかったです。
実際の列車をみることが出来て、感激でした。
ということで、私達のアプトの道ウォーキングは、楽しい経験となりました。
美しい風景、トンネルの中から見える外の緑の鮮やかさ、めがね橋のレンガ造りのアーチなど、印象的な風景が沢山ありました。
群馬行かれる際には、立寄ってみられてはいかがでしょうか。

小学校の頃に、地図帳で碓氷線を知り、ずっと印象に残っていた所。
実際に歩き、展示を見て、当時の難所ぶりを感じられ、とても良かったよ。
群馬旅の参考にしていただければ幸いです。
ではでは、また‼
<長野群馬旅の観光記事>



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